ドフビク、A・ガルシア、サヴィーニョらスタメンの半分が退団 昨季ラ・リーガ3位のジローナが迎える試練
昨季とは別のチームに
昨季のラ・リーガで旋風を巻き起こしたのがジローナだ。2022-23シーズンは10位と中位でフィニッシュしていたが、昨季は一気に3位まで順位を上げた。 ただ、昨季の勢いを継続するのは簡単ではない。中堅クラブの宿命とも言えるが、ブレイクしたクラブからは主力選手が引き抜かれるものだ。 ジローナの選手も今夏大人気となっており、昨季のスタメンを張っていた選手の多くが退団してしまった。何と言っても昨季ラ・リーガで24ゴールを奪って得点王に輝いたFWアルテム・ドフビクがローマへ移籍。 中盤をコントロールしていたMFアレイクス・ガルシアはレヴァークーゼンへ。MFパブロ・トーレ、DFエリック・ガルシアの2人は所属元のバルセロナへ復帰し、ウイングのサヴィーニョと攻撃的サイドバックのヤン・コウトもチームを離れた。 スペイン『Tribuna』も難しい夏になったと心配しており、戦力ダウンは明らかだ。前線にはパリ五輪制覇にも貢献したスペイン人FWアベル・ルイス、スパルタ・プラハからチェコ代表DFラディスラフ・クレイチ、マンチェスター・ユナイテッドを離れたMFドニー・ファン・デ・ベーク、バルセロナからMFオリオウ・ロメウをレンタルで獲得するなど補強にも動いているが、フィットするかは未知数だ。 昨季とはまるで異なる戦いとなるはずだが、ジローナは持ち堪えられるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部