三菱UFJ銀行のネットバンク、一部で障害続く 法人向けは復旧
三菱UFJ銀行は26日、個人向けのインターネットバンキングにログインしにくくなるシステム障害が発生したと発表した。外部から大量のデータを送りつけるサイバー攻撃が原因としており、現在も一部で障害が続いている。障害解消の見通しは立っていない。現時点で顧客データが流出したり、顧客の預金が不正に送金されたりする被害は確認されていないという。 障害は26日午後3時ごろ、個人向けネットバンキング「三菱UFJダイレクト」で発生。スマートフォンのアプリ上で、指紋や顔など生体認証によるログインがしにくくなった。 いったんログインできなくても何度か繰り返せばアクセスでき、ログイン後は振り込みや入出金に支障はないという。 法人向けネットバンキングでも同様の不具合が起きたが、現在は復旧している。三菱UFJ銀は「この度はご不便をおかけし、誠に申し訳ございません」としている。 年末年始はサイバー攻撃が集中する傾向がある。 日本航空も26日、大量にデータを送りつけるサイバー攻撃の被害を受けた。この影響で国内線4便が欠航したほか、国内・国際線計71便に30分以上の遅れが出た。【浅川大樹】