中京大・秋山俊、シート打撃で2安打、フリー打撃でも柵越え2本のアピール【野球・大学日本代表候補合宿】
野球の侍ジャパン大学日本代表候補の強化合宿2日目が1日、松山市の坊っちゃんスタジアムであり、中京大・秋山俊外野手(3年・仙台育英)はシート打撃で4投手と対戦し、4打数2安打をマーク。バットでアピールした。 持ち前の打力を発揮した。秋山が1打席目で立命大・芝本の直球を捉えて中前にクリーンヒット。「変化球にも対応しないといけない中で、真っすぐに振り遅れずにいい形で打てた」と納得の表情を浮かべた。3打席目は高校時代のチームメートで立大の吉野から遊撃への内野安打。フリー打撃でも2本の柵越えを放った。 ヤクルトからドラフト1位指名された愛工大・中村優斗投手に今秋の愛知リーグで3ランを浴びせた左打ちの好打者。春はリーグ優勝と全日本大学選手権8強に貢献し、秋は24安打、2本塁打、13打点はいずれもリーグトップ、打率4割7厘はリーグ2位と数字も残して存在感を放った。 北海道登別町出身で、小学6年時には日本ハムジュニアに選出。宮城・仙台育英高時代は、3年春の甲子園で中軸として8強入りに貢献した。この合宿には高校で同期の吉野、早大・伊藤の両投手も招集され「レベルの高い東京六大学でやっている同級生と大学トップの舞台でプレーできるのはいい経験」と再会を喜んだ。 高校3年時はプロ志望届を出したものの、指名はなかった。来秋のドラフトに向け、ここから先は大学での成長をアピールする1年。リーグでは「この秋にあと少しだった3冠王を取りたい」と圧倒的な結果を残し、大学代表への初選出も狙う。トップレベルの選手らから1つでも多く学びを得て、勝負の年に備える。
中日スポーツ