ランドローバー「ディフェンダー90」の直6ディーゼルが超気持ちいい! 世界中で大人気のガチ系SUVの最新モデルを公道チェック
世界的に大人気のカテゴリーがSUV。その中でピカイチの存在感を放っているのが、ランドローバー自慢のディフェンダー。噂の最新モデルの実力をカーライフジャーナリストの渡辺陽一郎(わたなべ・よういちろう)氏が特濃解説する。 【写真】ランドローバー「ディフェンダー90」の細部 * * * ■約2.3tを誇るダイナマイトボディ! ――最近、街中でSUVをよく見かけます。 渡辺 ニッポンの新車販売の約30%がSUVですからね。 ――ただ、パッと見はどれも似たような外観です。 渡辺 今、ニッポン市場で売れ筋となっているSUVは、乗用車と基本部分を共通化したモデルが多いですからね。というわけで、今回は個性的にも程があるランドローバー・ディフェンダーに試乗しました。極悪路をしっかり走破できる超ド硬派モデルですよ! ――男心をそそる野性的な見た目が超ヤバいスね! どんな歴史を持つクルマですか? 渡辺 ディフェンダーは、1948年に発売されたランドローバーのシリーズⅠ直系の子孫です。ランドローバーのシリーズⅠは、純粋な悪路向けSUVで、シリーズⅢまで進化しました。 その後、1990年に車名をディフェンダーに変更し、現行モデルは2019年に発表された2代目となります。ライバルは約70年の歴史を持つ、トヨタのランドクルーザーですね。 ――今回試乗したのはどんなモデルですか? 渡辺 ディフェンダーには、ショートボディの90とロングの110があります。今回試乗したのはショートの90で3ドアボディです。 ――令和の今、3ドアのSUVって珍しくないですか? 渡辺 以前はトヨタのランドクルーザープラドや三菱のパジェロに3ドアがありましたが、今では大半が消滅し、ニッポン市場ではスズキのジムニーぐらいですね。 ――3ドアのショートボディとのことですが、実車を目の当たりにすると超ド迫力&ダイナマイト! 渡辺 全長は4510㎜に収まりますが、全幅は1995㎜とワイド。車両重量も約2.3tありますからね。