ランドローバー「ディフェンダー90」の直6ディーゼルが超気持ちいい! 世界中で大人気のガチ系SUVの最新モデルを公道チェック
――実際に試乗した感想は? 渡辺 エンジンは直列6気筒3リットルクリーンディーゼルターボに48Ⅴマイルドハイブリッドを組み合わせています。最高出力は300馬力で、時速100キロ到達は6.7秒です。 ――スゴッ! 渡辺 最大トルクは、6リットルのガソリンエンジンに匹敵する650Nmを実用域の1500~2500回転で発揮します。従ってアクセルペダルを軽く踏むと即座に速度が出る。ちなみにディーゼルエンジンのノイズはとても小さかったですね。 ――確かにガソリンエンジンかと思うくらい静かで、加速もチョー気持ち良かったス! 肝心の悪路走破性は? 渡辺 水深が850~900㎜に達する川も走破できる性能を備えています。 ――マジか! スゲェー! 渡辺 ランドローバーブランドは世界100ヵ国で販売されています。当然ですが、過酷な山岳路や密林など、立ち往生すれば生命に危険が及ぶ地域でも使われています。 ――ふむふむ。 渡辺 ディフェンダーのデザインと機能は、このような危機的状況に直面しても、確実に自宅に戻れるように開発されています。見た目のカッコ良さを重視するシティ派SUVとの一番の違いですね。 ――なるほど。室内をチェックした感想はどうスか? 渡辺 インパネは水平基調の機能的な形状です。これはランドローバーシリーズⅠからの伝統で、デコボコの激しい悪路を走るときでもドライバーがメーターをちゃんと確認できるようにしてあります。 ――エアコンなどの各スイッチ類の使い勝手は? 渡辺 とても扱いやすく、その上、質感も高い。 ――ズバリ、どんなユーザーに推しますか? 渡辺 機能的には、雪道を含め、悪路を走る機会の多いユーザーですが、街中メインのユーザーも満足できる本格SUVに仕上がっていますよ。 撮影/望月浩彦