東京・竹ノ塚踏切事故から19年 高架工事終え銘板設置へ
東京都足立区の東武伊勢崎線竹ノ塚駅で2005年、踏切係の誤操作で4人が電車にはねられ死傷した事故から15日で19年となった。母親の高橋俊枝さん=当時(75)=を亡くした加山圭子さん(68)らが現場で献花。再発防止のため同駅線路の高架化に伴う工事が3月で終了するが、「全国ではまだまだ踏切での死亡事故が絶えない。早く事故がなくなることを祈っている」と話した。 東武鉄道は、現場に事故の経緯や安全への誓いなどを記した銘板を月内にも設置する方針。線路脇に置いていた献花台は撤去する。加山さんは「風景が変わっても、事故を風化させないように伝え続けて、新しい安全対策を考えていってほしい」と願った。