名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、復帰1カ月の今村佳太がオーバータイムで流れ呼び込むシュート「チームは我慢強くなってきた」【バスケ・B1】
◇5日 りそなB1リーグ第16節 名古屋D86―78群馬(ドルフィンズアリーナ) 中地区5位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)は東地区2位で7連勝だった群馬クレインサンダーズを5分間のオーバータイム(延長戦)の末、86―78で下した。この結果、名古屋Dは今季の戦績を15勝13敗とした。 ドルフィンズが74―71で迎えた試合終了残り2秒。勝利を手にしたと思われたが、群馬の藤井祐眞に3点シュートを決められて同点とされた。第4クオーター(Q)で最大12点あったリードを吐き出して突入したオーバータイム。ドルフィンズの今村佳太(28)が嫌な雰囲気を払拭(ふっしょく)した。 ジャンプショットを確実に決めて2点を先取。勢いが大事になるオーバータイムでチームに勝利への流れを呼び込んだ。今村が「我慢強くなってきた」と言うように相手の流れだった中、踏ん張ったことで接戦をものにできた。 琉球から今季新加入した今村は開幕直前に右手を負傷。実戦復帰してから約1カ月だが、チームにとっては欠かせないピースとなっている。群馬との第2戦では、チーム最多となる3本の3点シュートを決めるなど15得点4アシスト。チームに戻った昨年11月末の京都戦からドルフィンズはリーグ戦で9勝5敗と戦績も上向いている。 攻撃では選手間の距離感が良くなっていることが結果につながっていると感じていると手応えを口にした今村。11日からのA東京との2連戦に向けて、「セバスチャン・サイズやライアン・ロシターのリバウンドは抑えないといけない」と気を引き締めた。
中日スポーツ