「本当にNHKから守る必要があるのか」N国の立花代表が会見(全文1)直接民主主義を推し進めたい
有権者のおもなNHKへの不満は?
VIDEO NEWS:どうも、VIDEO NEWSの神保です。今回、N国は比例票で立花さん13万、トータルで98万票ぐらい取られたということなんですが、当然、選挙運動の過程でも、いろんな方からNHKに対する不満、頑張ってくださいと言いながら、NHKに対するいろんな不満というのが寄せられたと思うんですけれども、まずこの100万近くの票の中で、NHKに対する不満というものは、主立ったもので結構なんですがどういうものが多かったのか、そしてそれに対してスクランブル放送をとにかくするということが唯一の公約ということですが、スクランブル放送をすれば解決する問題なのかどうかという、ちょっといろいろある不満と、100万票集まったもとになっている不満と、スクランブル放送との関係というのをまずご説明いただきたいのが1点と、それからこれはもう1つ、立花さんの原点になっていると思われる、NHKの不正経理の告発の問題に関連するんですけれども、確かにNHKでは不祥事も非常に多いですし、特に関連会社なんかを経由した不正経理の問題というのは、アイテックなんかも表に出てきていますけれども、実際に多い。 そこで、NHKのそうした、ちょっと選挙運動で問題にされていた不倫うんぬんというのはちょっとさておいて、実際に経理の問題とか不正発注の問題とか、あるいは子会社に非常に高い金額で発注しておいてキックバックを取るような問題とか、あるいは関連会社に役員をいっぱい天下らせている問題とか、そうしたNHKのかなりガバナンスに関わる部分というのは、本来であればどこが監視をしなくてはいけない、もちろんNHK自体に第一義的な責任はあるとしても、どこがきちんと監視、あるいは監査をしていなくてはならないのに、それが機能していないからNHKにそのような問題がたくさん起きているのか、その点をちょっと2点ですけどお願いします。
受信料を払わない人の理由は3つ
立花:まず1つ目の質問ですが、不満、NHKに対する不満というのは、私が職員をしてたときは受信料を払わない人の理由って3つだったんですね。一番多いのは今、大阪市長の松井さんであるとか、大阪府知事の吉村さんがおっしゃっている、あそこが払わないから、隣が払わないから、あの人が払ってないから私も払いたくないっていう、こういう不公平なものですね。特にNHKの受信料というのは分担金ですので、電気やガスのように使ったら支出が増えるわけじゃなくて、見る人がというか、払う人が多くなろうが少なかろうが、NHKの支出は一緒なので、例えば10人で全員払えば1人80円で済むのに、8人になると1人100円払わなきゃいけないっていう、この不公平なんです。 いわゆる、お金を払わない人の分まで払う人が払わされているっていうのが、これが圧倒的に実は不払いの理由の一番でありました。それ以外にあるのは、やはり見ていないっていう方であるとか、逆に番組内容、報道内容に不満があるっていう、このだいたい3つだったんですが、僕が辞めてからは集金人が怖いっていうようなところまで4つ目が入ってきているっていう状態です。 これを、スクランブルをすれば解消するのかっていえば、もちろんスクランブルをすれば間違いなく解消はできると思っていますが、一方でNHKが本来行うべき福祉番組であるとか子供教育番組であるとか、それとニュース、災害ニュース、こういったものが全部なくなってしまっていいのかというようなところは、実際にスクランブル放送をするという具体的な方向性が見つかった段階で、詳細を詰めていけばいいのかなと思っています。 【書き起こし】「本当にNHKから守る必要があるのか」N国の立花代表が会見 全文2に続く