不調の原因は「慢性上咽頭炎」かも。習慣に気候、気をつけたい3つのポイント
Q2:よく飲むコーヒーは?
A:ホットコーヒー B:アイスコーヒー <A> 答えはB「アイスコーヒー」。温かい飲み物が好きか、冷たい飲み物が好きか? もちろん、季節によっても異なることでしょう。しかし、季節を問わず、冷たい飲み物ばかりを好んで飲んでいるという人は要注意です。というのも、「のどが渇きやすい」「冷たい飲み物が好き」「氷をガリガリ噛んで食べる」という人に、慢性上咽頭炎の人が多いからです。 これには、「口やのどが乾燥しやすい(口呼吸になっている)ので、冷たい飲み物でうるおしたい」「のどの痛みや違和感(慢性上咽頭炎の症状)を感じていてスッキリしたい」といった理由が考えられます。 そもそも、のどの周りを冷やすことは慢性上咽頭炎を引き起こす要因の一つでもあるので、冷たい飲み物の飲みすぎはよくありません。 もちろん、十分に水分を補給することは大切ですが、なるべく常温や温かい飲み物をとるようにしましょう。
Q3:気をつけるべき天気は?
A:低気圧の日 B:高気圧の日 <A> 答えはA「低気圧の日」。気象の変化、なかでも低気圧は慢性上咽頭炎の症状を悪化させる可能性があります。とくに台風の接近時などは気圧の変化が激しいため、体調の変化に注意が必要になります。 近年の研究から、耳の奥の「内耳」に気圧の変化を感じ取るセンサーの働きがあることがわかりました。内耳が感じ取った気圧変化の情報は脳に伝わり、自律神経を介して、体を適切な状態に保とうとします。 たとえば、気圧が下がると体の外からの圧力が減り、血管が拡張します。それに対応しようと自律神経の交感神経が優位になり、血管を収縮させようとします。ところが、自律神経のバランスが乱れていると、気圧の変化に対する反応が過剰になり、それが不調を引き起こすと考えられています。 対処法として、耳を指でつかんでくるくると回してほぐしたり、耳を温めたりするのがよいと言われます。また、日頃から日記などをつけて、天気と自身の体調の関係を把握し、体調が悪くなりそうな天気の日は無理をしないことも大切でしょう。