ブレイキングダウンオーディションにも挑戦したアラフィフのアイドルGoziUとは
個性豊かなメンバーが揃った
根っからのアイドルファン、1期のもものりさんが話します。 「あゆ(浜崎あゆみ)はすごく好きで、後藤真希さんと鈴木亜美さんもライブに行きました。小室ファミリーさん、モーニング娘。さん、キラキラして可愛い子が好きです」
1期では京都在住のおみつさんも存在感を放ちます。 「私は芸能に興味なかったんですけどリーダーから話を聞き、面白そうやなって。人生100年時代、残り約50年、面白おかしく元気よく、楽しくアイドル活動できたらと思っています。最近TikTokを頑張ってるんですが面白いって言ってくれる人がいるので手応えを感じています」
そして昨年の追加オーディションで3人の2期メンバーが加入、現在は7人体制です。 「動画配信でGoziUの皆さんを見ていたので親しい中にも緊張があって、いまだお話しするにも恥じらいがあります。やることなすこと未知の体験で、Twitterとかインスタグラムも使っていなかったしTikTokも初めてダウンロードしました」と話すのはララさん。
おニャン子クラブの大ファンだったというカオリンさんは「オーディション、取材、レコーディング、初めてのことだらけですべてがフレッシュです」と目を輝かせます。
マッキーさんは普段は会社員をしているそうで、「子どもの頃から歌いたくてオーディションも受けたのですが親に反対されて。会社の休憩中にニュースでGoziUを知って、この歳からでもアイドルできるんだって。念願かないました」と笑顔が弾けます。
後ろ盾も何もないところからの挑戦
GoziUが発信したいのは、まさに「この歳からでもできる」ということだときょーこさんは力を込めます。 「おばさんになって初めて挑戦することに意味があると思うんです。更年期と戦いながら踊る(笑)。五十肩も痛いし目もしょぼしょぼするんですけど楽しんでます」 ぴろりんさんも張り切ります。 「女性は年齢を経て輝いてきます。いろんな50代を過ごしている方がいると思いますが、何をやってもいいんです。今回新曲をレコーディングして、これでやっと5曲になるので4月からはどんどんライブをやっていきたいです」 4曲目となる『華麗衆』と5曲目『Ready・BABA』のレコーディングを行いましたが、前者はアニソンや昭和ロックを思わせるアップテンポの曲で、後者はバラード的なナンバーです。曲を作っているのは27歳のRYUJIさん。GoziUのスタッフは映像部門も含め若い人たちが揃っているそうで「GoziUが活躍することでスタッフにも光が当たるようになれば嬉しいです」ときょーこさんとぴろりんさんは語ります。 「MVも寒いのにノースリーブの衣装着たりして頑張ってます」とぴろりんさんが言えばきょーこさんも「みんなで衣装の下にホカロン入れてね」と笑います。 後ろ盾も何もないところから始まったアラフィフアイドルの挑戦。今後はコントなどバラエティー的な方面にも活動を広げたいといいます。さまざまな人に元気と励ましを送るグループになれるか注目されます。 (写真と文:志和浩司)