「入会特典のポイント」狙いで3枚ほど「クレジットカード」を作りました。何枚作っても問題ないですか?
クレジットカードを作る際は入会特典などが用意されており、それを目当てに複数枚クレジットカードを作る方もいるでしょう。しかし、カードを複数枚持つと管理がしづらくなってしまうなどのリスクも発生する可能性があります。 そこで今回は、クレジットカードを作るのに枚数制限があるのかについて、さらに入会特典の例、注意点を解説します。
クレジットカードの保有枚数と枚数制限
一般社団法人日本クレジット協会が2023年に実施したクレジットカード発行枚数調査によると、1人あたり3枚のカードを保有しているという結果が出ています。 ただし、カードを申請した際にお金を借りられる「キャッシング枠」も希望する場合は注意が必要です。借入総額が年収の3分の1までに制限される「総量規制」の対象となるため、審査が厳しくなる可能性があります。
クレジットカードの入会特典の例
クレジットカードの入会特典は、各クレジットカード会社がさまざまなサービスを提供しています。入会特典の例として表1のようなものがあります。 表1
※筆者作成 表1から、カード会社によってさまざまな入会特典が行われていることが分かります。 カードの入会後にポイントを付与してもらうためには、会員登録が必要だったり、特定の店舗での会計時に入会したカードを利用したりするなど、条件が細かく設定されていることがあります。また、カードの入会特典には期限がある場合もあります。 ポイント狙いでカードの入会をされる場合は、注意してください。
短期間で複数のクレジットカードの申し込みには注意
クレジットカード会社は、入会希望者に対して信用情報を確認します。 信用情報とは、ほかの会社からの借り入れ状況や延滞の有無などのことです。信用情報を基にカード会社は、入会希望者に対してカードを発行してもよいかを判断します。信用情報に問題ないと判断されると、カードの審査が通って発行される仕組みです。 短期間に複数枚のカードの入会を行うと、キャンペーン目的や金銭的に困窮していると判断されて、審査が通らずにブラックリストなどに載ってしまうリスクがあるようです。そのため複数のカードに入会したい場合は、一定期間を空けてから申し込みを行うとよいでしょう。