「部屋に植物置きたいけど、枯らしそう…」そんな初心者でも失敗しにくい観葉植物8選
3. オリヅルラン
オリヅルランは1970年代に一大ブームを巻き起こし、それ以来、定番化しました。 英語名は「スパイダー・プラント(蜘蛛の植物)」。由来は、イチゴと同じように、細長い茎(ランナー)がすぐに伸びてきて、蜘蛛に似た子株をつけること。それぞれの「赤ちゃん蜘蛛」は、カットして鉢に植えれば増やすことができます。 オリヅルランは大きくなりますから、植木鉢の大きさが十分であるよう気を付けましょう。 それを除けば、維持するのは簡単。鉢を吊るして、「赤ちゃん蜘蛛」が飛び出してくるのを待つだけです。
4. ミリオンバンブー(万年竹)
竹は繁殖力が高すぎるため、庭に植えるのは避けがちですが、観葉植物のミリオンバンブーは人気が高く、贈り物としても一般的(バンブーという名前ですが、竹ではなくドラセナの仲間です)。 ミリオンバンブーは、日光をそれほど必要とせず、半日蔭を好みます。土も必要ないので、小石やガラス玉などを敷いてもいいでしょう。 その場合は、根が水に浸るようにしてください。年に1~2回、薄めた肥料を与えるとよく育ちますよ。
5. ハラン
ペットへの害がない植物で、もっと大きなものをお探しなら、ハランはいかがでしょう。 細いけれど丈夫な茎から、長く美しい葉が伸びるハランは、いかにも植物らしく、私が育てている中でも、いちばん手がかからない植物です。 年に一度、新しい葉が生えます。そのうち数枚はまっすぐに伸び、数枚はプランターの側面に垂れ下がります。 ほかの植物と同様、ハランにも変種があります。まだら模様や、葉の色が変化するものなどがあり、標準的な緑のハランより面白いと思います。
6. シダ
シダの種類は想像以上に多く、形や手触りもさまざま。 私は新しい種類のシダが大好きになり、そのすばらしさにうっとりしています。 シノブボウキ(アスパラガス・プルモーサス・ナナス)は、見たことがある人が多いでしょう。これは、いちばん丈夫な品種だと思います。小さい針のような「葉」をつけた「葉状枝」が伸び、それがふわふわに広がります。 アジアンタムは、小さくてきゃしゃな葉がついていて、優しくなでたくなるような愛らしさがあります。 私が大好きなネフロレピス・コットンキャンディは、ふわふわして柔らかで、大きな枕ほどのサイズに成長します。 バーズネスト・ファーン(=鳥の巣シダ)、シマオオタニワタリは、しわしわした葉を、たくさんの腕のように広げます。 最後にビカクシダ。これほど威厳のあるシダはめったにありません。壁にかけてもいいし、プランターでも育ちます。 シダは、ほかの植物ほど日光を必要とせず、屋内を好みます。湿気は好きですが、水びたしは嫌います。 シダのすばらしいところは、状態がわかりやすいこと。だらんと垂れてしまったら、もっと水を欲しがっているのだな、とわかるのです。