純烈、『夢』の武道館公演にファン7000人と喜び グループ辞めたメンバーも登場しリーダー・酒井一圭は涙
4人組男性歌謡コーラスグループ「純烈」が25日、東京・日本武道館で「純烈 in 日本武道館『純烈魂』」を開催し、この日を待ちわびた7000人のファンと大舞台を飾った喜びを分かち合った。 純烈は2007年に結成、2010年にデビュー。スーパー銭湯などを中心に地道な活動を続け、2018年からは紅白に連続6回出場、今年も出演が決まっている。 現在のメンバーは、リーダーの酒井一圭(49)のほか、白川裕二郎(47)、後上翔太(38)、岩永洋昭(45)の4人。岩永は来年3月末でグループ卒業が決まっている。 今回の公演は、リーダーが結成以来掲げてきた「夢は紅白、親孝行」そして「日本武道館」という願いの集大成。計25曲を届け、3時間を超えたステージでは、いくつかサプライズも。グループを辞めたメンバーの林田達也さん、友井雄亮(現在は牧山)さんが登場し、デビュー曲「涙の銀座線」をパフォーマンス。感極まった酒井はこらえきれず大粒の涙を流した。 ダチョウ俱楽部の肥後克弘(61)と寺門ジモン(62)もお祝いに駆けつけ、お約束のギャグで会場を盛り上げ、猿岩石のヒット曲「白い雲のように」を全員で歌唱した。さらに、藤井フミヤ作詞、藤井尚之作曲の新曲「奇跡の恋の物語」が来年1月8日に発売されることも発表し、この場で披露した。 公演終了後の囲み取材で、酒井は夢だった大舞台を大盛況に終え「応援してくれた皆さん一人一人に感謝。これからも純烈、ばく進していかなあかんなと最後感じました」としみじみ語ると、後上は「僕らがずっと大切にしてきた健康センターとかスーパー銭湯のステージってこの日本武道館への一本道としてつながっていたんだなって。込み上げてくるものがありました」とうなずいた。 白川は「目の前にいる7000人のお客さまに圧倒された。3人になってしまいますけど、力強く純烈らしく進んでいければ」と宣言。岩永は「こんなとこまで来ちゃったという思いと、ここに来るまで支えてもらった方達への感謝の思いで胸がいっぱいになった。一生の思い出です」と喜びをかみしめた。
中日スポーツ