アイランドキッチンをフルフラットに。掃除や配膳がラク&LDKが広く見える
2.フラットだと食器をたっぷりと置ける
フルフラットキッチンは腰壁がないため、作業台の延長上にカウンターがあるイメージです。そのため、天板すべてを作業台として使えます。 筆者が採用したキッチンの奥行きは93㎝。料理を運ぶとき、段差を気にすることなく、この奥行きをフル活用できます。広いスペースにどんどんお皿を置いていけるのです。もちろん、食べ終わったあとに、食器を下げるときも便利。 料理が苦手な筆者は、調理中に不要なお皿を片づけながらスペースをつくるという器用なことはできません。ですから、あいている場所があれば、段差を気にせずものを置けることに、とても助けられています。
3.キッチンとLDが一体化して見えて、広く感じる
腰壁がないと段差や仕切りがないため、キッチンとリビング・ダイニングが一体化して見えます。そのため、部屋全体が広く感じます。 ただフルフラットだと、キッチンで作業する手元が丸見えになる心配があります。しかし、実際に暮らしてみると、家族に対してはあまり気になりません。また、わが家にはご飯をふるまうようなお客様はめったにこないので、来客時の心配も無用でした。 作業台をすっきりとさせるための収納の工夫も。出しっぱなしになりがちな調味料や調理器具は、調理する手元の引き出しに収納することに。
4.前面を収納にすることで散らかり防止に
筆者が採用したシステムキッチンは、前面の収納アリかナシかを選べました。筆者は、キッチンの上に置きがちな小物類を、片づけられるよう収納アリを選択。 文房具や薬、子どもの勉強道具のほか、輪ゴム、乾電池など、家族全員がダイニングやリビングでよく使う物は、ほぼすべてここに収納。おかげでキッチンの上が散らかりにくくなりました。 フルフラットキッチンを採用して想定外だったのは、腰壁つきより割高なこと。天板の部分が増えるので、そのぶん高額になるそうです。 しかしそれを考慮しても、フルフラットのアイランドキッチンには大満足。もしまた家を建てる機会があったとしても、必ず採用したいくらい気に入っています。
稲葉かすみ