美しい人、飯島直子。「セクシーな衣装もこういう撮影も本当に久しぶりです」
── インスタではお食事の写真も上げられていますが、食生活で気をつけていることは? 飯島 見てもらうとわかるんですけど、私、マックもケンタッキーも、ピザでも牛丼でもなんでも食べるんですよ。毎日食べるわけではないのでそこは全然気にせず食べますね。でも20、30代ぐらいまでは太ることを気にして、ずっとダイエットをしていました。いちばん忙しかった時は、朝昼兼用のパン1枚と現場のお弁当半分で1日1食半ぐらいですかね。最初は体型維持のために意識的に食事を減らしていたんですけど、慣れると不思議とそれ以上は入らなくなるというか。あと、休みの日はずっとジムのプールで泳いだり。
── それこそ、モデル時代は美しさを求められることも多かったのでは? 飯島 いや、私はちょっと違ったんですよね。モデル事務所にはいましたけど、それまで体型とか体重をあまり気にしたことがなくて。当時のモデルさんはみんな痩せすぎなぐらいに細くて、私はどちらかというと太っているほうだったんで、ずっと「やせろ、やせろ」って言われていたんですが、そのうちにマネージャーたちが「まぁいっか、ひとりぐらいデブがいても」って言ってくれて(笑)。でも、それから『11PM』のカバーガールをやったり、キャンペーンガールにも受かりだして水着の仕事も増えていったんですよね。
── 当時と今とでは美しさを求める意識も変わってきましたか? 飯島 年を重ねていくなかで、きれいなところは若い子たちに任せて、もう好きなものを食べればいいんじゃない?と思って(笑)。あと、3年前に母親が亡くなってから急に食生活が変わったんですよね。それまではほとんどパンで、ご飯は1週間に1回ぐらいだったのに、この2年ぐらいでご飯を食べるようになったんです。 母は昔の人ということもあって、すごくご飯が好きだったので、本当に不思議なんですけど、両親がいなくなって、お母さん、お父さんが食べたいものを、私が代わりに受け継いで食べてあげてるのかなって。それこそお魚もあまり好きじゃなくて、自分でお魚を焼いて食べるなんてありえなかったのに、今は私のインスタにもたまに登場しています。そのうちに、ご飯がおいしいなと思うようになって食に目覚めたら、2kgぐらい太っていたんですよ(笑)。