【ドイツ連邦軍採用、幻のクロノグラフを復刻】初飛行の日付に基づいた148本限定のスペシャルエディション
ドイツのブラックフォレストに拠点を構える時計ブランド“HANHART(ハンハルト)”は、1974年8月14日に初めて空に飛び立った多用途戦闘機“トルネード”の50周年を記念し、“PANAVIA Aircraft GmbH 社”とコラボレーションした限定モデルを発表。2024年7月に発売が予定されている。 【画像】忠実に再現した夜光インデックスがマニア心をくすぐる、文字盤や装着感をもっと見る ドイツ空軍へのサプライヤーとして腕時計を供給していたハンハルトが、1955年にドイツ連邦軍に納入した航空乗組員向けの腕時計のひとつ“417 ES サービス・ウォッチ”と同じ外観・寸法・機能が与えられた今作。コレクターの誰もが欲しがるアンティーククロノグラフであり、歴史的で数少ない“417”の特徴的なディテールと、現代の最新素材を組み合わせて作られたスペシャルエディションだ。 特に独創的であるのは、サテン仕上げのラグから側面への移行を示す、鋭く引き伸ばされて高度に磨かれた面取りで、ハンハルトの典型的なスタイルの特徴である、両方向に連続的に回転する溝付きベゼルを備えている。
初期417を可能な限り追跡したデザインは、文字盤の番号、フォント、ブランド名に当時のモノを復活させディテールまで再現。9時位置には、3か国(ドイツ、イタリア、イギリス) のパートナーの色をあしらった円形章がレイアウトされた。さらに、赤いポジションマークにより、歴史的なモデルを彷彿とさせるビジュアルに仕上げられた。 信頼性の高いスイスの Sellita社製、Cal. AMT 5100 M フライバッククロノグラフが組み込まれたケースには、クロノグラフの精度と信頼性を確保するために、ねじ込み式ステンレススチールケースを採用。 10気圧防水と最大58時間のパワーリザーブを備えている。 裏側には、翼が67度になった飛行機を上から見た図がエンボス加工されたうえ、TORNADO のロゴもデザイン。場所、日付、飛行時間、登録番号のほか、世界限定148本のうちのシリアル番号( XXX/148)も刻印され、スペシャル・エディションならではの一本となっている。価格は71万5000円だ。
文◎Watch LIFE NEWS編集部