【速報】万博協会が機械換気方式の導入などメタンガスに関する会期中の安全対策を発表
万博協会は24日、万博会期中のメタンガスなどに関する安全対策について発表しました。 3月、万博会場の夢洲で、広場にある建設中のトイレで溶接作業をしていたところ、火花が可燃性のガスに引火し、爆発しました。けが人はいませんでした。 爆発事故を受け、大阪府の教職員組合が、府が計画する万博への「子ども無料招待事業」の延期を申し入れるなど、懸念の声も広がっていました。 万博協会によりますと、引火したのは地下に埋められた産業廃棄物から出るメタンガスとみられ、事故当時、地下には基準値を超える濃度のガスが充満していた可能性が高いということです。 原因については、施工業者がガス濃度を測定せずに作業にあたったことが事故につながったとしています。
対策の方針
対策の方針としては3つの柱を掲げています。 ■ガス侵入の抑制 ■侵入したガスの適切な換気 ■ガス濃度測定の継続実施とガスが滞留した場合の早期検知 24日の発表によりますと、これまでの自然換気方式から機械換気方式に、また建物内や天井内のガス濃度測定に加えて、雨水排水、電気設備などの地下構造物でも濃度測定を実施するということです。