勝訴の伊藤詩織さんが会見(全文2)MeTooからWeTooに
受けてきた傷が癒えるわけではない
判決をいただいても正直なところ、勝訴、勝ったっていう結果をいただいてもうれしい、喜びというよりかはただただその結果を聞くだけで、やはりもちろんこの結果はいろんな意味で最後の法的措置だと思ってトライしていた部分もありますし、きちんとお答えを出していただけたことに本当に感謝してるんですけれども、私個人的な意見では、だからといってこれまで受けてきた傷が癒えるというわけではないです。だからこれが終わりでもないですし。 ただ今後こういったいい結果が出て、それを踏まえてどんどん今後どうやったら改善していくのかなっていうそこの種にはすることができたと思うので、そこは本当にうれしい限りです。ただこれが終わりではないと思っています。2つ目の。 村田:被告の供述の変遷についてのところですね。 東京新聞:変遷と、それから公表、裁判の途中で伝えてくっていうことのリスクも考えたと思うんですけど、その辺り今回、結果としては【公的利益に資する 00:15:53】という判断が出ました。こうなるかどうかはなかなか先生たちも最後、判決が出るまで見えなかったと思うんですけど、こうやって裁判の途中経過で伝えてくということの今回良かった点と、それからやはりリスクだと思ったような点とあったのか、その点も聞きたいんですけど。 西廣:詩織さんが言っていることって本当に何も変わってないんです、最初から最後まで。そういう意味では本当に裁判所であっても裁判の外であっても、彼女がしゃべることに何も変わりはないですし真実をしゃべっているというふうに私は考えてましたので、そこにリスクだとかそういうことは感じてはいませんでした。揺るがないものを感じていたので、そこにリスクだとかっていうことは考えていなかったですね。ですので、そこにためらいとかっていうのは私としてはなかったです。 被告の変遷に関しては、本当に変遷されていたので、それが正しくそのとおりに評価されたっていうことはすごく、裁判所が評価されたことがすごく評価できるなというふうに思っています。 女性:いかがです、すいません、じゃあどうぞ。