3000万奪い「ボコボコにしてやった」…90歳女性を暴行殺害「闇バイト強盗実行犯」戦慄の素顔写真
「求刑どおり無期懲役とする」 裁判所は、90歳の女性に暴行を加え死なせたうえ高級時計などを奪った闇バイト強盗の実行犯に重い刑を科した。 【ボコボコにしてやった!】90歳の女性を暴行殺害…23歳実行犯「戦慄の素顔」写真 11月7日に東京地裁立川支部(菅原暁裁判長)が無期懲役の判決を下したのは、強盗致死などの罪に問われている永田陸人被告(23)だ。永田被告ら実行犯は、複数の闇バイト強盗事件に関与したとされる。’23年1月には東京都狛江市の住宅に侵入。家の中にいた90歳の女性Aさんを殺害し、高級時計4点(計59万円相当)を奪ったという。 「弁護側は『責められるべきは指示役で永田被告は駒として使われていた』と主張。有期刑を求めていました。一方の検察側は『(永田被告は)実行役のリーダー格で苛烈な暴行を加える犯罪グループに寄与した』として無期懲役を求刑していたんです。永田被告自身は『被害者遺族の気持ちを踏まえた極刑を下してください』と訴えていました」(全国紙司法担当記者) 『FRIDAYデジタル』は’23年1月25日配信の記事で、高齢のAさんが犠牲となった事件について詳しく報じている。再録し永田被告の戦慄の素顔を写真で紹介。衝撃の言動を振り返りたい(内容は一部修正しています)――。 ◆顔から血を流し 被害が全国各地に及んでいる。 関東を中心に強盗事件を起こしたグループは、広島や山口など西日本でも犯行を繰り返していたようだ。4~8人で民家へ侵入し、住民を暴行したうえ現金を奪うなどの手口が酷似。同様の事件は全国で多数起きている。 「一連の事件では死者も出ています。’23年1月19日に、東京都狛江市の自宅で遺体で見つかったのが90歳のAさんでした。強盗事件が頻発している千葉県警から情報提供を受けた警視庁の警察官が、Aさん宅を訪問し遺体を発見。地下1階の廊下で両手首を結束バンドで縛られ、顔から血を流して倒れていました。 Aさんは息子夫婦と孫2人の5人暮らしでしたが当日、家族は朝から外出していたそうです。室内には棚が開けられるなど荒らされた形跡があり、複数の足跡も残されています。Aさんの死因は、全身に暴行を受けたことによる多発外傷でした」(全国紙社会部記者) 実行犯たちは、SNSで指示役からの情報を共有していたようだ。都内で起きた別の強盗事件で押収した犯人のスマートフォンからは、狛江市の犯行に関するメッセージが確認されている。使われていたのは、秘匿性が高く一定時間たつと情報が消去される機能のある「テレグラム」という通信アプリだ。 ◆「何か悪いことをしているのか?」 「指示役は暴力団や半グレと考えられています。すでに逮捕された実行犯の公判で、『闇バイト』を通じてメンバーを募っていたことが判明しました。実行犯は指示役の名前さえ知らなかったそうです。 実行犯は『報酬1000万円のタタキ(強盗)』『金庫に1億円が入っている』などの指示を受け、現場で会った見知らぬメンバーと犯行に及んでいました。指示役は、高額の現金を持っている高齢者などの住所や電話番号、家庭状況が記載された『闇名簿』から襲撃場所や時間を決めていたと思われます」(同前) 捜査のキーマンになったのが、’22年12月5日に東京都中野区内の住宅に押し入り40代の男性を殴って現金約3000万円を奪って逃走した人間。強盗致傷の疑いで逮捕され「ボコボコにしてやった」と供述した、職業不詳の永田被告だ。永田被告が乗っていたレンタカーから押収したスマホからも、狛江市の事件に関する情報が見つかっている。 「複数の事件に関与していると思われる永田被告も、『闇バイト』を通じて犯行グループに加わったようです。京都市出身ですが16歳で石川県金沢市へ。建設業の会社を転々としていましたが、ギャンブルにハマりカネに困っていたといいます。同じアパートに住んでいる住民によると、競艇好きで『今日は50万円やられた』と話していたそうです。羽振りの良い時は、高級時計を3本ほど見せ『どこで換金できる?』と尋ねてきたことも。 一方で、こう言って怯える様子も見せていたとか。『怪しい車がいたら教えてくれ』『警察だったら(車の)中に人が張り込んでいる』と。住民が『何か悪いことをしているのか?』と聞くと、『いやちょっと……』と言葉を濁したそうです。犯行を繰り返し、逮捕を恐れていたのかもしれません」(同前) 狛江市の事件では永田被告の他にも、複数の実行犯が起訴されている。
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