「ジョーダンは2度目の復帰後は別人だった」元ダンク王のロスがGOAT論争に言及「レブロンはキャリアを通してピークを維持している」<DUNKSHOOT>
歴代最高選手を指す“GOAT(Greatest of All Time)”論は、オフシーズンに限らず、シーズン中も話題になるNBAの鉄板テーマのひとつだ。そのなかで最も名前が挙がるのがマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)とレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の2人。 【動画】レブロンとジョーダンのベストダンク集はこちら! 1984年にNBA入りしたジョーダンは、1990年代にブルズを2度の3連覇へ導き、6度のファイナルMVP受賞と得点王10度はいずれも史上最多。そのほか、シーズンMVPに5度、オールスターに14度、オールNBAチームに11度、オールディフェンシブチームに9度選ばれ、1987-88シーズンには最優秀守備選手賞にも選出されている。 一方のレブロンは2003年にリーグ入りし、今季で歴代最長タイの22シーズン目を迎えるスーパースター。マイアミ・ヒート(2度)、クリーブランド・キャバリアーズ、レイカーズで計4度頂点に立ち、いずれもファイナルMVPに輝いた実績を持ち、オールスターとオールNBAチームの選出20度はどちらも史上最多で、39歳の今もなおリーグトップレベルを保持している。 ジョーダン(198㎝・98㎏)のポジションはシューティングガード、対するレブロン(206㎝・113㎏)はスモールフォワード。両者はポジションはもちろんプレースタイルも異なり、対戦経験もないため、このGOAT論でフェアにジャッジすることは難しい。 そうしたなか、現地時間9月10日(日本時間11日)に米メディア『Sports Illustrated』へ公開された記事にテレンス・ロス(元オーランド・マジックほか)のインタビューが掲載された。 201㎝・93㎏のロスは、2012年にトロント・ラプターズでデビューを飾り、2年目にはオールスターのスラムダンク・コンテストで優勝。一昨季まで11シーズンをプレーしたウイングは、自身のGOAT論でジョーダンではなく、現役時代に対戦したこともあるレブロンを推していた。 「僕にとっては彼がGOATなんだ。なぜジョーダンを彼よりも上に置くのか自分にはわからないね。もしジョーダンが同じことを20年間も続けてやってきたなら話は違ってくる。でも、彼はバスケットボールを2度プレーして2度復帰した。最初の復帰後に(ブルズで)3連覇したけど、2度目の復帰後(2001~03年にワシントン・ウィザーズで2シーズンプレー)は別人だった。 レブロンはキャリアを通してピークを維持している。年は取っているけど、いつだって、今だって効率良くプレーしているんだ」
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