ヒュンダイ「エクセル」が日本で150台だけ正規販売されていた! ジウジアーロデザインで中身は三菱「ミラージュ」というクルマとは【珍車百景】
日本でも150台だけ三菱オートプラザで正規販売
東京・町田の「スウィンギンモータース」で発見したのは、1988年に開催されたソウルオリンピックのときに三菱商事が150台限定で輸入したうちの1台で、三菱オートプラザ店にて販売された正規ディーラー車だ。 どうやら日本では諸般の事情でエクセルという車名を使えなかったようで、「ヒュンダイ 1.5 XL」というのが国内での正式名称となる。XL=エクセルということだろう。ソウルオリンピック開催記念車なので、1988年式だ。総走行距離は5万kmで、まさかのワンオーナー。奇跡のサバイバーなのだ。 外観のディテールをよく見るとジウジアーロっぽさが満載。中身は日本車という韓国車だが、アメリカ市場のことも気にしていたのでどことなく北米車っぽさもあるという、無国籍感が魅力となっている。熱心なジウジアーロ・マニアはもちろん、ちょっと外したオシャレなクルマを探している若者にも刺さりそうな、ユニークさなら天下一品のクルマといえるだろう。
高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
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