謙信公祭2024を終えて。宝塚で21年、フランスの軍人は演じたが戦国武将は初体験!「お館様」と呼ばれた、暑くて最高に楽しかった夏
◆とても大事な心の拠り所 そしてそのあと、上杉軍の武将達に問います。 「皆の思う義とは何か、思うところを申してみよ!」 上杉軍の武将たちが1人ずつ自分の思う義を述べていきます。 「自分本位ではなく周囲の人の幸せのために行動し、前に進む勇気と希望を与える心」 「今を生き抜く我々が、後世に続く現在を創っているという決意」 「人それぞれが持つ、最も大切な根本的な意義」 「我々が生きる越後上越、この故郷に誇りを持つこと」 などなど、15人それぞれの武将の思う義の心に胸が熱くなりました。 上杉謙信の義の心は、今も多くの人の心をひきつけます。 地元の皆様がそのことを誇りとし、地元の皆様の手で創り上げ、大切に守ってきたこのお祭り。 温かく優しい人の多い土地でした。 裏ではたくさんの人がこのお祭りを支えていました。 そして全国から集まった約300人の勇壮な武者たち。 上杉軍武田軍関係なく、共に戦った仲間たち。 10年以上参加しているという方もたくさんいました。 クライマックスの川中島の合戦の再現では、戦国時代にタイムスリップしたかのような光景に胸が高鳴りました。 松明、ほら貝、太鼓が臨場感ある演出をし、宿敵武田信玄との一騎打ちの馬上での素晴らしいアクションシーンや、両軍入り乱れての迫力の総力戦で、祭りの盛り上がりは最高潮に達しました。 たくさんの人に「お館様」と呼ばれた、あの暑くて最高に楽しかった日から1週間が経ちました。 バッグにつけている「第一義」の木札を見ながら、あの戦国絵巻と交差点の風景を今もふと思い出します。 今月林泉寺の謙信公のお墓に、無事に終わったご報告に行く予定です。 この夏私は新しい世界に足を踏み入れ、とても大事な心の拠り所を見つけました。
越乃リュウ
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