「観るのやめます」朝ドラ『おむすび』に“痴漢冤罪ギャル”登場で物議…“危険水域”突入も止まらぬ視聴者離れ
放送開始から賛否両論が飛び交っている『おむすび』(NHK)。視聴率は下落の一途をたどり、視聴率は放送3週目にして12%台に乗ってしまったことで、“危険水域”に突入したとも報じられている。 【ランキング】40代、50代視聴者に聞いた『紅白歌合戦』で見たい歌手 橋本環奈が演じるヒロイン・結が、“ギャル魂”を胸に栄養士を目指すというストーリー。現在結は、姉の歩が立ち上げたハギャレン(博多ギャル連合)のメンバーと交流している。 18日放送の15回では“痴漢冤罪をふっかけておじさんから金をゆする悪いギャル”が登場。博多ギャル連合(ハギャレン)は「他人から見たら、うちら同類だから」と言うが、橋本環奈演じる結は「全然違います。あなたたちと彼女たちは全然違いますから。みんなは人に迷惑をかけるような、悪いことは絶対やりません。そういうダサいことはやらない掟があるんです」とタンカを切った。 しかし、このシーンでもやもやするという人が続出しているのだ。Xでは様々な意見が噴出した。 《こういうフィクションの「痴漢冤罪」のイメージが流布拡散されることで、現実に日々被害に遭っている人たちが声を挙げるハードルがまた上がるのだろうな》 《日本、痴漢多いし、痴漢に遭ったことない女性ってどのぐらいいるんだろ…多くは複数回遭ってるよね…ってレベルなのに、なぜかドラマとかでは(被害者が声をあげにくくなるレベルで)冤罪の話をやりたがる節がある…》 《痴漢冤罪を展開上使うってのは朝ドラ脚本としての信頼がない。今日を持って観るのやめます》 といったように、「痴漢冤罪を取り上げることで被害者が声を上げにくくなるのでは?」とする意見など、多くの意見が書き込まれているのだ。 「内閣府では7月4日に国として初となる痴漢被害に特化した調査結果を公表しています。16~29歳を対象にオンラインで回答を寄せた3万6231人の10・5%にあたる3804人が被害経験を訴えており、被害経験者の内訳は女性が88・0%、男性が10・6%。 多くの女性が痴漢被害にあっているのに、メディアで取り上げられる時は“痴漢冤罪”が多いことに、世の女性は憤りを覚えているようです。冤罪云々の前に、まずは痴漢をなくすべき、ということですね」(全国紙社会面担当記者) 一般に、朝ドラは女性視聴者の数が多いとされるだけに、「痴漢冤罪」問題で議論が巻き起こってしまうのだろう。冤罪ではなく、まずは痴漢を罰してほしいと思う人が多いのもうなずける話だ。
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