「施錠せずに」買い物に出かける実母にビックリ!玄関の鍵をかけずに出かけるのは当たり前なのでしょうか?
家の施錠をせずに外出することには安全上のリスクが伴うため、防犯の観点からもあまり好ましいとはいえません。しかし一部地域では、短時間の外出だけでなく、長時間の外出でも施錠をしないケースもあるようです。 そこで本記事では、施錠せずに外出することの是非についてと、空き巣の被害状況や、施錠の必要性について詳しく解説します。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
施錠せずに出掛けたことがある人はどれくらいいるのか?
株式会社ライフ&テクノロジーズが行った防犯意識調査によると、短時間の外出で施錠しないまま外出した経験が「よくある」と回答した人は18.5%、「たまにある」と回答した人は28.4%でした。合わせて半数近くの人が、「鍵の施錠をしないまま外出したことがある」と回答しています。 施錠をしない理由の1位は「すぐに帰ってくるから」で83.5%、2位の「外部の人が入れないから」は16.9%、3位の「面倒だから」は16.5%でした。ゴミ出しや近所への買い物など、短時間の外出である場合は、施錠をしない人もいるようです。
施錠せずに外出するリスクとその背景
長時間の外出をする際に、施錠せずに出掛ける人もいるようです。しかし、大都市や治安面が心配な地域では、基本的な防犯対策として、多くの人が施錠を行っているといわれています。 一方、一部の地域では、近隣の住民同士が信頼関係を築いているため、施錠をしないで外出する習慣があるようです。本来、防犯対策は、居住地にかかわらず必要であるため、警察や自治体が住民に対して施錠の重要性を呼びかけています。
侵入犯罪被害の現状と施錠の必要性
侵入犯罪の種類には、次のようなものがあります。 ・住宅などの建物に侵入して家人を脅し、金品を強奪する侵入強盗 ・金品を盗む侵入窃盗や住居侵入(一般住宅をねらうものを空き巣という) 警察庁のデータによると、令和5年に発生した4万4228件の侵入窃盗のうち、およそ4割に当たる1万7469件が、住宅対象の侵入窃盗となっています。 なお、侵入窃盗の発生場所認知件数では、一戸建住宅が30.5%と最も多く、次いで一般事務所が9.7%、生活環境営業(パチンコ屋・ホテル・旅館・深夜飲食店など)の8.1%と続きます。侵入窃盗の手口として最も多いのは、空き巣です。 また、「無締り」を要因とした侵入窃盗が最も多く、施錠されていない住宅が狙われやすいようです。空き巣にとって、施錠されていない住宅は「入りやすい」と判断されるため、犯罪リスクが格段に高くなります。空き巣による被害を防ぐためには、ドアや窓を確実に施錠することが、最大の対策となるでしょう。
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