◇プロ野球セ・パ交流戦 巨人10-0オリックス(7日、京セラドーム) 連敗中の巨人は、前日から打線を門脇誠選手にかえて、吉川尚輝選手をスタメンに起用します。先発マウンドを託されたのはリーグトップタイとなる6勝の戸郷翔征投手。 試合が動いたのは巨人の初回の攻撃でした。オリックスの先発は、ドラフト1位ルーキーで自身初の先発となった曽谷龍平投手。秋広優人選手が2アウトから塁に出ると、続く4番の岡本和真選手がセンター前ヒットを放ちエラーの間に生還し巨人が先制します。 さらに4回には巨人の先頭・岡本選手、中田翔選手、ウォーカー選手の3連打で追加点。 6回には、巨人・ウォーカー選手がこの日3度目の打席。第1打席を「三塁打」、第2打席を「安打」だったウォーカー選手がオリックスの3番手・小木田敦也投手から第5号となるソロホームランを放ち、“サイクル安打”に王手をかけます。 8回に0アウト2・3塁で第4打席が回ってきたウォーカー選手でしたが、レフト前のタイムリーで追加点。続く大城卓三選手の第8号HRなど打者一巡の猛攻でこの回に一挙5得点。 さらに9回にも第5打席が回ってきたウォーカー選手。オリックスの6番手・近藤大亮投手からライト前ヒットを放ち、この日5打数5安打の大活躍。試合前打率は.250でしたが、試合後には打率を3割まであげました。 投げては7勝目を目指す戸郷投手が交流戦首位を走るオリックス打線を相手に、たびたびヒットを許すも無失点投球。7回138球の魂の投球で、5奪三振6安打4四球で両リーグトップとなる7勝目の権利を得てマウンドをリリーフ陣に託しました。 8回・9回は、田中千晴投手と今村信貴投手がこの大量リードを守り切り、16安打10得点でオリックスに勝利し連敗を止めました。