【闘病】“胃がん”で胃の2/3を切除してから10年経過 「早く元に戻りたかった」
編集部まとめ
胃がんはがんの罹患者数の中でも、日本人男性で2位、女性で4位と上位にある疾患です。2020年に発表された75歳未満の年齢調整死亡率では、日本は男女ともに胃がんでの死亡率が世界1位になっています。がんによる死亡率は年々減少傾向にあるものの、決して油断してはいけない疾患の1つと言えるでしょう。胃がんは人間ドックで比較的見つかりやすい疾患ですから、定期的な検査と受診が大切です。渡邊さんの体験談から学び、定期検診を受けることで胃がんを含むすべてのがんの早期発見、早期治療を心掛けましょう。 なお、Medical DOCでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。
体験者プロフィール:
渡邊さん(仮称) 家族と4人で暮らす40代女性。2012年12月に人間ドックを受けたところ、精密検査の案内が届く。受診した大学病院で再検査した結果、「ステージ1の胃がん」が発覚。胃の全摘術と腹腔鏡手術で悩んだ末、腹腔鏡手術により胃の3分の2を切除。胃がん発覚から10年が経ち、年に1度の胃カメラ検査で再発の有無を注意深く見ている。
記事監修医師:
梅村 将成 先生(医師) 自治医科大学医学部卒業。その後市中病院で臨床経験をつみ、現在は市中の総合病院で外科専門医・腹部救急認定医として勤務。日本外科学会、日本消化器病学会、日本腹部救急医学会などに所属。消化器外科・総合診療医として、がん治療(手術・抗がん剤・緩和治療)を中心に、幅広く内科疾患・救急疾患を診療。小児から高齢者まで、健康に悩みを抱えるすべての患者さんが納得した医療を受けられるよう、専門医と総合医の視点をもって日夜診療に努めている。 ※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。