【NFL】レイダースはスティーラーズ戦でQBオコンネルを先発起用へ
アントニオ・ピアースは確実性を重視して競争の結果を無視している。現地9日(水)、ラスベガス・レイダースのピアースHC(ヘッドコーチ)がシーズン第6週に行われるピッツバーグ・スティーラーズ戦の先発クオーターバック(QB)にエイダン・オコンネルを指名したと発表した。
ピアースHCは「最初はクオーターバック争いがあった。(ミンシューは)5試合に先発したが、現時点ではエイダンを先発させるのがベストだと思っている」とコメント。
しかし、ピアースHCは今シーズンの最後までオコンネルが先発を務めるかについては明言を避けた。
「今のところ変更するつもりはない。変更が必要な時が来たら、そうするだろう」とピアースHCは報道陣に述べている。
ピアースHCはベテランQBガードナー・ミンシューがシーズン第5週に敗れたデンバー・ブロンコス戦で2回目のインターセプトを喫した後にオコンネルと交代させたが、試合後に先発を指名するのは避けていた。多くの人は1週間の練習を経てからスティーラーズを迎え撃つ際に誰がフィールドに立つかが決まると予想していたが、ピアースHCはパーデュー大学出身でキャリア2年目のオコンネルを先発起用することをすでに決めている。これにより、オコンネルは2024年の初先発に向けて週の残りの期間を準備に充てられるようになった。
ブロンコス戦でのオコンネルのパフォーマンスは、ミンシューよりも優れた選択肢であることを示す決定的な証拠にはなっていない。オコンネルはパス20回中10回を成功させて94ヤードを獲得したが、ミンシューと同様にインターセプトを喫した。
オコンネルはピアースHCのお気に入りとして知られている。レイダースが昨季に前HCジョシュ・マクダニエルズを解雇した後、暫定HCとなったピアースHCが最初に出た動きは、ジミー・ガロポロの代わりに当時新人だったオコンネルをシーズンが終わるまで先発QBに指名することだった。そこからシーズン終了まで9試合に先発出場したオコンネルは、パス成功率61.5%、1,905ヤード、タッチダウン11回、インターセプト5回を記録。レイダースを5勝4敗の成績に導き、有望な先発QBに成長するのではないかという期待をファンに抱かせた。