なぜモーグルの男女金メダル候補は予選で明暗を分けたのか…川村あんりが5位通過、堀島行真はまさかの16位で2回目へ
第2エアでミスを犯した原因はわかっているし、何よりも直前までは完璧な滑走ができた。今シーズンのワールドカップ全9戦で表彰台に立ち、そのうち3度で金メダルを獲得した自信を漂わせながら、穏やかな表情で5日の予選2回目をみすえた。 「できれば1回目で通過したかったんですけど、そう簡単にはいかなかったので、ここからまた頑張りたいと思います」 5日の決勝では、最大で4レースを消化せねばならなくなったが、気持ちを入れ替えて悲願の金メダル奪取のスタート地点に立つ。一方、準々決勝へ進出した川村のメダルをかけたレースは6日。川村は、浅田真央さんの19歳を更新する日本女子の冬季五輪史上で最年少メダリストの期待もかかる。モーグルでの金メダルは、1998年の長野大会での里谷多英さん以来、24年ぶりとなる。