RB F1ディレクター「何が劣っていたのか」角田裕毅とリカルドが苦戦したF1スペインGPを振り返る:翌週オーストリアに間に合うか?
F1第10戦スペインGP(バルセロナ・カタルーニャ・サーキット)の決勝レースを終えて、ビザ・キャッシュアップRBのジョディ・エジントン(テクニカル・ディレクター)が次のように語った。 ●【2024年F1チャンピオンシップ・ランキング表】好調ノリスが上昇!RBや角田は?/第10戦F1スペインGP終了後 ■ジョディ・エジントン(VCARB、テクニカル・ディレクター) 「予選順位を考えれば、ポイントを獲得するのは難しいことはわかっていたので、レースでチャンスがあれば違うことを試す準備をしておく必要がありましたが、残念なことにそうはなりませんでした。 ダニエルのペースと中盤スティントでのミディアムコンパウンドでのデグラデーションはまずまずで、アロンソ、ストロール、ボッタスら前のグループに迫ることができました。 しかし、2回目のピットストップ直後のブルーフラッグでタイムをロスして、しばらくこの集団から離されました。ペースは遜色なかったものの、この集団に追いつくことはできませんでした。 ユウキ(角田裕毅)は彼のクルマのバランスに満足していなかったようで、ツールやフラップの調整で改善しようと頑張ってくれましたが、それでも難しい状況でした。パルクフェルメから出てきたらクルマを良く見て、何か明らかなことがないか確認する必要があります。 今週末全体を振り返って、なぜ我々はここバルセロナで期待したパフォーマンスを発揮できなかったのか、またシーズン序盤までの通常のパフォーマンスレベルに対して何が劣っていたのかをより詳細に理解するために、来週末のオーストリアに向けて多くの分析を完了させなければなりません。そして、この学びをオーストリアに向けた準備に活かしていきます」