リカルド退場の可能性、ローソンを角田裕毅の新チームメイトに推すマルコ
リアム・ローソンが2025年にレッドブルのジュニアチームであるRBでダニエル・リカルドに取って代わり、角田裕毅のチームメイトになる可能性が高まっている。 現在のドライバー市場の「シリーシーズン」の中、重要な契約や最終期限に関連する日付が6月末に迫っていることが明らかになっている。 「来週に向けて準備している。特定の日付があるけど、言えないんだ。多くのことが決まるだろう」と緊張気味に語ったのはザウバーのバルテリ・ボッタスだ。 一部の契約期限は今週末のオーストリアGPと重なり、その後のシルバーストンでも多くのことが明らかになる見込みだ。 「シルバーストンは大混乱になるだろうね。たくさんのことが起こりそうだ」と、来年ハースのシートを手に入れそうなオリバー・ベアマンは予測している。 ■RBにも動き 先週末バルセロナで行われたレースで、成績が振るわなかったRBのドライバー、ダニエル・リカルドは2024年以降の自身のチームでの地位について不安を抱いていると認めた。 「難しいよ、決断の背後にあるのは一つの要素だけではない。たくさんの要因が絡んでいるから非常に大変だ」とオーストラリア人のリカルドは語った。 リカルドにとっての一つの要因は、チームオーナーのレッドブルがリザーブドライバーのローソン(22歳)に2025年のフルレースシートを提供できない場合、彼は他のチームと契約できるということだ。ローソンがアウディ所有のザウバーと交渉しているという噂が急浮上しているのも偶然ではない。 しかし、レッドブルのチームコンサルタントであるヘルムート・マルコ博士は、ローソンが来年、RBで角田裕毅のチームメイトになることを示唆した。 「株主たちはジュニアチームであることを公表しており、我々はそれに従って行動しなければならない」と彼はオーストリアでのグランプリを前に『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙に語った。 「ダニエルの目標は、並外れたパフォーマンスを見せてレッドブル・レーシングへの移籍が検討されることだった。そのシートは今セルジオ・ペレスのものだから、その計画は無効だ」。 RBのラインアップについてマルコ博士は「すぐに若いドライバーを投入する必要がある。それはリアム・ローソンだ」と付け加えた。