ドラマチックレコード・新居歩美「M-1の予選動画は全部見ました!」
◇ずっと同じステージでライブをしてたら高みは目指せない 芸人のように、コンビ間だとコミュニケーションを取りやすいが、ではドマレコのような大人数のグループとなると、メンバー全員の意思疎通をはかるのは大変そうだと思うが、それも新居は「ドマレコはそこも自然とみんなが同じ方向を向いていると思います」と話す。 「特にライブに対しての価値観がめちゃくちゃ一致してて良かった。例えば、ワンマンのセトリをみんなで考える時も、みんな即答で“MC削ろう”って言うんです。“曲をたくさんやりたいから、MCを削ろう”って。メンバーみんな、変にストイックなんですよね(笑)。あと総じてSNSが苦手(笑)。そこも悪い形で一致しちゃってる。でも自然にそうなっているのが良いなって。ドマレコってリーダーがいないんですよ、というか、適任がいないって思ってて。良い意味で同級生でやっているような感覚があって、そこも良いところなんじゃないなかな、って」 ドラマチックレコードにとって飛躍の年となった2024年。2025年はそれ以上の高みを目指したいという。 「ありがたい事に、今まで出ていたライブでもトリを任せてもらえるようになったり、動員も1位になったりしたんですけど、ここからは、自分たちが1番下になるようなライブにも積極的に出演しないと、更なる高みはないと思ったんです。私が4年アイドルをやって気づいたのは、いつまでも同じ人達とライブをやっているようじゃダメだな、ってこと。これは芸人さんを見ていても同じことを感じるんです。同期の中で頭一つ抜けるとしたら、普段絡んでいない先輩とか、違う人とライブをうたないといけない。 私が前のグループで1年目だった時に、FRUITS ZIPPERがデビューしたんです。可愛い子が出てきたな、と思ってたら、FRUITS ZIPPERは最初の内は同じライブに出ていたけど、どんどん違うライブに出るようになって。“環境が変わるだけで、こんなに目に見えてグループって変わるんだ”と思ったんです。 意識的に対バン相手を変えると、今度はグループの中で人気になるメンバーが変わると思うんです。実際、私は前のグループで1番人気だったと思ってるんですけど、それは周りのメンバーが完成したお姉さんが多くて、歌もダンスもできる中、歌もダンスも一切できない私の未熟さが応援したいと思わせたんんだろうな、と自己分析してて。でも、上に行けば行くほど、そんなことじゃ通用しない。 あと、出るライブが変わってステージと客席の距離が変わると、これまでは距離が近くて顔で推されていたメンバーから、パフォーマンスがキレキレのメンバーに人気が移行すると思ってます。というのも、ずっとドマレコはピンクの河西 栞がボーカルをメインで担当していたんですが、前は“歌っても人気がでない”って楽屋で落ち込んでいたんです。でも最近、出るライブが変われば変わるほど、新規のお客さんも増えたし、河西の人気も上がってきた。やっぱり変わるんだなって。上のステージに立っても人気を維持できるように、グループ、個人、どちらの活動も磨き上げていきたい。 私個人としては、アイドルにあるまじき発言なんですけど、歌とダンス以外のところが得意なので(笑)、例えばこういうお笑いについて話したり書いたりする仕事もしたいし、大喜利の仕事もしたい、あとは絵を描くのも好き。カルチャーが好きなので、その仕事がしたい。あと、グループに関して言うとプレイングマネージャーみたいなところがあって、どっちかというとブレーン向きかも、と思ったりします。私の力でもっともっとメンバーを輝かせたい、ポジション取って欲しいなって思ってます」 最後に、この日はまだM-1決勝進出者発表前だったが、ズバリ10組を予想してもらった。 「まず、令和ロマン、ヤーレンズ、真空ジェシカ、マユリカは昨年に引き続き決勝に行くとして、金魚番長、エバース、トム・ブラウン。家族チャーハンも入れたいけど、金魚番長とエバースにします。関西枠として豪快キャプテン。あとはママタルト、そして十九人、これで10組。個人的には、金魚番長やエバースは敗者復活から上がって、お茶の間にインパクトを与えてほしい。あと十九人、面白いですよね。凄く個人的な話しなんですけど、大好きで、行ってくれたら飛び上がるくらい嬉しいです」
NewsCrunch編集部