ドラマチックレコード・新居歩美「M-1の予選動画は全部見ました!」
2022年10月の結成以来、着実に知名度を上げている7人組アイドルグループ「ドラマチックレコード」通称ドマレコ。そのメンバーのひとり、新居歩美は数多いるお笑い好きを公言しているアイドルの中でも、その好き具合が常軌を逸していると一部で話題となっている。 【フォトギャラリー】アイドルグループ「ドラマチックレコード」新居歩美「M-1グランプリ 2024」の展望(撮影:谷川 嘉啓) ニュースクランチ編集部では、そんな新居に、12月22日(日)に開催されるお笑い賞レース「M-1グランプリ 2024」の展望と、お笑いとアイドルの共通点や相違点、また、ドマレコの2024年の振り返りと、2025年の展望について大いに語ってもらった。 ◇アイドルにM-1みたいな賞レースがあったら 取材は11月の末に行われたが、この時点でM-1の3回戦の動画、1本10分を140本近くすべて見たという新居。こんなにもお笑いを好きになった、そもそものはじまりはなんだったのだろうか。 「お笑いを好きになったのはアイドルになってからなんです。というのも、地元が香川で、そこにいる時から女性アイドルが好きで、いわゆるアイドルオタクでした。上京したタイミングでアイドルを目指しつつ、色々なアイドルの現場にもお客として行ってたんですが、楽しい半面、ちょっとアイドルを追いかけるのはやめようかな、と思って。仕方ないんですけど、アイドルの自分で現場に行くと、同業としての対応をされてしまう。しかも認知されたあとだと、推し変とかも申し訳なくてしづらい。コンスタントに通う現場としてアイドルは向いてないな、と思ったんです。 そのタイミングで、同じ地元で上京していた先輩がかなりのお笑いファンで、今の神保町よしもと漫才劇場に連れて行ってくれたんです。そこで楽しかったのはもちろんなんですけど、チケット代は1000円台、それで決まった時間、自分がライブに参加することなく、決まった笑いをもらえるというのがとても心地よかった。アイドルの現場とはまた全然違う価値観がそこにはあって、気づいたらその先輩よりも、お笑いにのめり込んでいました」 最初はアイドル現場との違いと、コスパ的なものでお笑いに興味を持った新居だったが、すぐに様々な劇場に行くようになった。 「先輩はランパンプスさんを推してました。私はというと、吉本はもちろん、吉本以外のお笑いライブにも行くようになって。アイドルを見るよりお笑いを見る方が合っていると感じはじめました」 今でも時間を縫っては若手のライブを見に行くという新居。ここまで深く興味を持つお笑いファンは、M-1などの賞レースにあまり興味を持たない層も一定数いるが、新居はそうではないという。 「私は、芸人さんの活躍する幅ってたくさんある、と思っていて、バラエティで輝く芸人さんもいれば、アイドル的な人気を誇る芸人さんもいるし、もちろんネタで輝く芸人さんもいる。そんな中で、ファン投票じゃなく、ネタで審査するM-1のような大会があることで、救われる芸人さんがたくさんいると思うんです。あと、賞レースがあることで、賞レースだけじゃない、と自分の考え方を見つめ直すいい機会になる。特に、M-1くらいのムーブメントになれば、普段お笑いを見ない人も興味を持ちますよね。こんなにみんなが熱くなれる機会は、賞レースがあってこそだと思います」