原因不明の発声障害、歌えない「地獄」と10年以上向き合った先に T-BOLAN森友嵐士の絶望と再生
「どう見てるんでしょうね。そういう話、しないよね。でもびっくりするくらい、メッセージ、自分の考えをしっかり持っているから、こちらからはもう何も言わない。僕は僕の時代で、これが正しいと思っているけど、君は君の時代の中で正しいと思うところがきっとあるだろうから、それが君にとっての正解なんじゃないのって。一致しない部分もあるかもしれないけど、それでよくないか、みたいな、ね」 --- 森友嵐士(もりとも・あらし) 1965年広島県生まれ。1990年にロックバンドT-BOLANを結成。1991年、『悲しみが痛いよ』でメジャーデビュー。『離したくはない』『Bye For Now』『マリア』などヒット曲を連発し、総売上枚数1700万枚を記録。1999年の解散以降、音楽活動を休止。2001年からラジオ日本「森友嵐士のアラシを呼ぶぜ!」のパーソナリティを務める。2009年、ソロ活動を開始。その後T-BOLANは再結成するも2014年に活動休止に。ベース上野博文がクモ膜下出血で倒れたことをきっかけに2017年からT-BOLANを完全復活。2022年、オリジナルアルバム『愛の爆弾=CHERISH ~アインシュタインからの伝言~』をリリース。(撮影協力:自家製ビールとガーデニングレストラン シルバンズ)