外国人講師・レッスンなしの英語学習支援が急成長する秘密
岡田祥吾(おかだ・しょうご)/1991年大阪府生まれ。2014年大阪大学工学部卒業後マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。2016年9月当社設立、代表取締役社長(現任)。2022年9月29日、東京証券取引所グロース市場上場(撮影:尾形文繁)
9月29日、東証グロース市場にプログリット(9560)が上場した。関東に7、大阪と名古屋に1校舎ずつの計9校舎体制で英語教育を行っているが、校舎に講師はおらず、レッスンも行わない。受講者たちは、英語学習アプリを活用して、1日約3時間、英語の自習を続ける。その人に合った学習方法で、長時間学習を継続することで、大幅に英語力を向上させることができるという。25歳のときに当社を立ち上げた岡田祥吾社長に、プログリットのビジネスモデル、成長戦略を聞いた。――まず受講者がどういう流れで英語コーチングサービス「プログリット」を受けるのか教えてください。 ホームページなどを見た人から当社に問い合わせが入る。その人に、60分間無料で英語学習に関するカウンセリングを行っている。カウンセリングでは、まずその人の英語学習に関する目標、悩み、課題をお尋ねする。家族構成や生活スタイルなどの学習環境を聞くこともある。そして英語力のテストをする。 こうして、現状と目標を明らかにする。現状と目標との間にあるギャップ。このギャップを埋めるための学習カリキュラム作成まで無料で行っている。その人が、料金に見合う価値を見出してくれれば、入会してくれる。 ――プログリットでは外国人講師も、教室での講義もないと聞きました。 一言でいえば、英語学習のコーチングサービスを提供している。学習を進めるための改善ポイントは、学習効率を高めるか、学習時間を増やすかのどちらかだ。そのために、学習アプリの活用や、時間の使い方の改善方法について面談でコーチングする。
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広瀬 泰之