城氏が語る「完璧W杯壮行試合と久保建英の才能と課題」
5日後に森保ジャパンはW杯2次予選の開幕戦をアウェーで迎える。相手はミャンマー。格下のチームで実力的になんら問題はないが、何が起きるかわからないのがW杯の戦いである。ミャンマーは、ペナルティエリアに11人を入れるくらいの勢いで守ってくるのかもしれない。 大事なのは最初のチャンスに先取点を決めること。シュートチャンスを逃し続けると、焦りという無形のプレッシャーがチームを襲う。逆に1発で仕留めると相手はガタガタと崩れる。そこでカギを握るのは大迫だ。この日はボールの受け方、トラップ、周囲の生かし方……ストライカーとしてのすべての仕事をパーフェクトに遂行し先制ゴールを決めた。所属するブレーメンでのゴールラッシュが示すように冷静でシュートの精度が高くなっている。大迫の存在が不安を打ち消してくれているだけに最高のスタートへ期待は高まる。 (文責・城彰二/元日本代表FW)