近所の家電量販店で「エアコン3万円引き」のチラシが! 友人はほとんど“値引き”してもらえなかったらしいけど、実際「チラシ通り」に値引きしてもらうのは難しいの? お得に買い物するためのポイントも解説
家電量販店のチラシには大幅な値引きが宣伝されていることがあるので、期待してお店を訪れる人も多いのではないでしょうか。しかし、店頭ではチラシ通りに値引きしてもらうことができず、がっかりした経験がある人もいるのではないでしょうか。 本記事では、なぜチラシ通りに値引きしてもらえないのか、その理由と、賢くチラシを活用する方法について解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
家電量販店のチラシの実態は?
チラシに記載されている「〇万円引き!」といった大幅な値引きには、さまざまな条件がついていることが少なくありません。どのような事例があるか見ていきましょう。 ■台数限定や特定のモデルのみが対象 多くの場合、チラシの値引きは特定の商品にのみ適用されます。チラシの注釈で「先着〇名様限り」と小さく記載されていたり、最新モデルでない旧モデルのみが値引きされていたりすることもあります。 また、一部のメーカーでは新製品の値下げを禁じており、値引きが一切実施されないこともあります。 ■値引きではなくポイント還元で対応するケースがある 多くの家電量販店はポイントシステムを提供しており、ポイントの還元で実質的な値引きを実施することがあります。ポイントを利用できるのは次回以降となるため、まずは価格の全額を支払う必要が出てきます。 また、大きなポイント還元を利用するためにクレジットカードの作成を求められることもあります。この場合、年会費を支払う必要が生じ、長い目で見ると損をしてしまうかもしれません。
賢くチラシを活用してお得に買い物するポイント
では、チラシを使って、賢く買い物するためにはどうすればいいのでしょうか。 ■チラシの細部をよく確認する 店舗に足を運ぶ前に、まずはしっかりチラシを読み込むことが大切です。チラシの小さな文字や注釈に注意を払い、適用条件を確認しましょう。 見た目が似ていても実は古いモデルが対象であると書かれていたり、特定の店舗限定で値引きを実施していたりするなどの条件が記されている場合があります。 ■事前に在庫をチェックする 個数限定の値引きの場合、事前に店舗に連絡し、在庫を確認すると安心です。電話で在庫状況を問い合わせるほか、スマートフォンのアプリで最新の情報をチェックすることもできます。事前に調べておくことで、無駄足を防げます。 ■競合店の価格を調べて交渉する 他店のチラシもチェックしておくことで、価格交渉の材料を用意できます。一部の店舗では、他店の価格を伝えることで、同等またはそれ以上の値引きをしてくれる場合があるからです。 紙のチラシに加え、多くの家電量販店はウェブサイトでもチラシを公開しています。うまく利用することで、少し離れた店舗の情報も入手することができるでしょう。 ■ネット通販を確認する 近年は、ほとんどの家電をネット通販で購入できるようになりました。大型セール実施の際などは商品の値引き幅も大きく、家電量販店のチラシの掲載額よりも安く買えることがあります。チラシ記載の商品について、ネット通販でも検索しておくと良いでしょう。 一方で、ネット通販で購入した家電には長期保証や修理対応などが付いていないことがあります。故障時のことを考えると、長期的に見て高くついてしまうかもしれません。値引きと合わせて、店舗とネット通販をしっかり比較することが大切です。
情報を正確に理解し賢く買い物を
チラシに掲載された値引き価格にはさまざまな条件が付けられていることが多く、掲載された値引き価格では商品を購入できないことがあります。事前の情報収集や適切な交渉で準備するほか、必要に応じて家電量販店やクレジットカードのポイントを併用し、賢く買い物を楽しめるようにしましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部