【NFL】RBバークリーの後ろ向き開脚跳びを「最高のプレー」と称賛するイーグルスHCシリアニ
ジャクソンビル・ジャガーズに28対23で勝利した現地3日(日)の試合で、フィラデルフィア・イーグルスのランニングバック(RB)セイクワン・バークリーが、これまでに見たこともないような形で14ヤードをゲインした。実際に目にしなければ信じ難いほどのプレーだ。 【NFL】2024年第9週:ジャガーズを迎え撃つイーグルス
バークリーはクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツからのスイングパスを受けると、まずは1人目のディフェンダーを抜き去り、続いてもう1人を回転でかわしてみせた。そして、ここから驚きのプレーが始まる。
次の回転の途中で、バークリーはジャガーズのディフェンシブバック(DE)ジャリアン・ジョーンズがタックルしようと突進してくるのを捉えた。その瞬間、バークリーはとっさに後ろ向きの開脚跳びでジョーンズの頭上を越え、複数のジャガーズ選手にタックルされるまで突き進んだ。
ヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニは、チームの公式サイトで「今まで見た中で最高のプレーだ」と述べている。
「きっと全国やフィラデルフィア中の子どもたちが、あのプレーをまねしたり、話題にしたりしながら、庭で遊んでいる時やジュニアフットボールの練習中に試そうとするんじゃいないかと思うと、ワクワクするね。言葉が出ないほどだ。本当に信じられない光景だったよ。観客が反応した瞬間もすごかった。コーチとしてはラインやセカンダリー、ディフェンスを見ているわけだけど、ふと目を上げて大型スクリーンに映し出された観客の反応を見た時は、感動で胸がいっぱいになった」
試合後、バークリーはこのプレーについて控えめに語った。
「神に感謝しなければならない」とバークリーはコメントしている。
「正直に言うと、神が自分にこのポジションでプレーする能力と本能を与えてくれたんだと思う。時には、自分の判断を手放して神と本能に身を委ねるべき時があるんだ」
このクレイジーな後ろ向きの馬跳びは日曜日のハイライトとなったが、バークリーのパフォーマンス全体も注目に値する。バークリーがいなければ、今シーズンのイーグルスはどうなっていただろうか。