JAFの世話になりたくない!! ロングドライブ前に絶対やりたい超重要な[チェック項目]とは?
■乗用車の4台に1台が空気圧不足!
このようなタイヤトラブルを起こさないために最も重要なのはタイヤの空気圧管理。 日本自動車タイヤ協会(JATMA)が2015~2019年に高速道路で乗用車のタイヤを調査したところ、4台に1台が空気圧不足だったというから驚く。 自身のタイヤの適正な空気圧は、多くのクルマでは運転席ドアのボディ側に記載してあるのでこれで確認すればいいだけなのだが……。 空気圧の測定は市販のエアゲージ、補充はエアポンプがあれば行うことができるが、ガソリンスタンドで行うこともできる。 しかし、タイヤの空気圧は走行後2時間、気温が10℃上昇するごとに10Kpa上昇するため、本来は走行前に自宅で空気圧チェックすることが望ましい。
■1カ月に一度は空気圧チェックを!
指定空気圧より30~40Kpa低下している場合にタイヤトラブルの発生リスクは急激に高まると言われている。 そして空気圧は1カ月に約5~10%(約10~20Kpa)も自然に低下するため、空気圧管理は月に一度は必ず行いたいセルフチェックである。 タイヤが温まっていると空気圧は上昇するが、どうしても走行後に空気圧チェックを行う場合は、走行後は熱でタイヤ内の空気が膨張していることを加味して、指定空気圧より10~15%高い数値に合わせるようにする。 もちろん、空気圧チェック時にはタイヤ自体にヒビや変形がないかも確認すべし!
■タイヤだけじゃない!!その他、行うべき+αのセルフチェック
高速道路でのトラブル2位の"燃料切れ"に関しては、もう「燃料計をきちんと見てください」としか言えない。だが、こういう筆者もかつて高速道路の入り口で燃料切れを起こしたことがある。 針式のアナログ燃料計には針が上下に動くものと左右に動くものがある。上下に動くものは、直感的に「上のほうにあれば燃料がたくさん入っている」と理解できるが、筆者のクルマは左右に針が動くものだった。何を勘違いしたのか、本来はほぼ空なのに「燃料はある!」と思って走行していたために燃料切れとなったのである。お恥ずかしい……。 まあ、そんなどうでもいい話は置いておいて。 あとは以下のような点もチェックしておきたいポイントだ。 1.ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプ(ランプ切れを起こしていないかなど) 2.ウインドウォッシャー液やエンジンオイル、冷却液、ブレーキフルード(十分な量が補充されているか) 3.バッテリーの状態(電圧やバッテリー液の量は十分かなど) しかし、これらに関してはボンネットを開けても「どれが何なのかさっぱり……」という人だっている。 そんな人はディーラーやガソリンスタンド、カー用品店などで「遠出をするのでひと通り見てください」と言えば見てくれる。 また、「よくわからないけどなんとか自分で……」という人は、"取り扱い説明書"を見るとわかりやすく書いてある。 そう、「取り扱い説明書を片手にボンネットを開けて見る」だけでも、何かが漏れたりしていることにふと気づく場合もあるので一度チャレンジしてほしい。 「自分でやっていいのか?」と思うかもしれないが、道路運送車両法第47条には"自動車の使用者は、自動車の点検をし、及び必要に応じ整備をすることにより、当該自動車を保安基準に適合するように維持しなければならない"とあり、法律上やってはいけないメンテナンスや整備はないのでご安心を。 ただし、少しでも不安であればディーラーやガソリンスタンド、カー用品店などにGO!