【横浜好き】ベイスターズ、顔ぶれが大きく変わったリリーフ陣
チーム4位となる22試合登板の中川虎大も、ここまで防御率1点台(1.57)をマーク。ビハインドの登板から、徐々にその地位も上げてきており、6月27日の巨人戦から6試合連続ホールドを記録しています。
新外国人のウィックは17試合登板で防御率こそ5.54ですが、2勝1敗1セーブ、5ホールドと数字を残しています。今季はジャクソン、ケイと先発の外国人投手の活躍が目立っていますが、22年にMLBで64試合に登板した右腕は、シーズン終盤に向けて頼れる存在になりそうです。
この他にも昨季28試合に登板した石川達也は15試合登板で防御率1.93をマークしており、ドラフト2位ルーキーの松本凌人(10試合登板)など、若手の名前も見られます。今年も猛暑が予想される中、ペナントレースの正念場となる夏場を迎えますが、実績のある伊勢や山崎には、ここから復調して実力発揮を期待したいところです。
さらに個人的に注目しているのが、現役ドラフト移籍の佐々木千隼。今季はここまで7試合登板にとどまっていますが、防御率1.69と好投しており、先発、リリーフで実績のある元ドラ1右腕の本領発揮を期待したいところです。
◆先週の度会隆輝(7月2日~14日) 2番・ライトでスタメン出場した2日のヤクルト戦は先制タイムリーなど3安打3打点の大活躍。その後も1四球、1安打、1安打と5日の阪神まで17試合連続出塁を記録した。
6日に3打席ノーヒットで連続出塁がストップし、7日には2安打を記録したが、同試合でサヨナラにつながる悪送球など守備で2つの致命的なミスを記録し、試合後には涙を見せた。ここから9~11日の中日3連戦は全て無安打で、13日からの巨人2連戦はスタメン落ち。15打席ノーヒットで打率は.246まで落ちた。
文:大久保泰伸
大久保泰伸