木造での復元を目指す 広島城天守の解体方針決定
広島テレビ放送
鉄筋コンクリート造りの広島城の天守閣を木造で復元することを目指し、検討している会議が7日、天守閣の解体方針を決定しました。 広島城の天守閣は、原爆で倒壊した後、鉄筋コンクリート造りで再建されました。完成から65年以上が経ち、地震で倒壊する恐れがあることから、広島市は木造での復元を目指し検討会議を進めています。 7日の会議では、天守閣をどこまで解体するか、どのような工法を採るかなどを議論し、天守閣の基礎までを解体・撤去する方針を固めました。 ■広島大学名誉教授 三浦正幸 座長 「まだ長い道のりにはなりますが、木造の天守が広島の空にそびえたつ第一歩が出たんじゃないかと思います」 広島城の三の丸エリアで、2025年4月からカフェや弓道場などが入る施設が順次オープンする予定です。天守閣の復元方法などについては25年度中に検討会議でまとめる方針です。 (2024年11月7日放送)