エネオス、女性起用で統治強化へ 不祥事受け社外取締役に
ENEOS(エネオス)ホールディングス(HD)の宮田知秀社長(59)は31日までに共同通信のインタビューに応じた。女性の社外取締役を増やし、取締役会議長に女性を起用する新たな経営体制に触れ「多様性は重要。ガバナンス(統治)を効かせられる面々になる」と述べた。女性への不適切行為でグループの首脳3人が相次いで引責した不祥事の再発防止に努めるとした。 宮田氏は4月、不祥事を受けて空席だった社長に副社長から昇格した。 内定した新体制では、取締役10人のうち7人が社外取締役で、そのうち4人が女性。議長にはNTTドコモの取締役などを歴任した川崎博子氏を充てる。