悲しみの中にいたときに迎えた子犬 無邪気な姿で、家族に再び笑顔をもたらす存在に
やっと撮影できた一枚にほっこり! 紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@MiYuRi0130806さんが投稿していた、こちらの写真。そこには、ケージの中で背筋をピンと伸ばしている様子の愛犬・おもちくん(撮影時、生後2カ月/ポメラニアン)が写っています。 【写真】15年を共に過ごした先代犬のラテちゃん。おもちくんと同じ白いポメラニアンだったそう 写真は「お迎え初日のおもちくん」の姿をとらえたものだそう。飼い主さんに話を聞くと、撮影当時のことを次のように話します。 飼い主さん: 「おもちはピョンピョン跳ね回って動き回るので、なかなか正面を向いてくれなかったんです。この写真はケージ越しではありますが、正面を向いてくれた奇跡の一枚となりました」 お迎え初日から無邪気な姿を見せていた、おもちくん。飼い主さんは投稿で、「嬉しさ、可愛さ、懐かしさ、悲しさ、寂しさと色々な想いが込み上げてきて複雑な気持ちでしたが家族で話し合い、新しい家族を迎えいれることにしました」と、おもちくんを迎えたときの心境を綴っています。 おもちくんと家族になった経緯や、現在のおもちくんの様子について、飼い主さんにお話をうかがいました。
先代犬との別れを経験。息子さんの「ある思い」から、また犬と暮らすことに
2023年9月、飼い主さん家族は15年を共に過ごした愛犬・ラテちゃんを亡くしました。いつかくる別れの瞬間を覚悟していたものの、悲しみは想像以上に大きかったといいます。 飼い主さん: 「年齢的なこともありましたが、病院通いの日々が続くなかでもラテは笑顔を忘れず、最後の最後まで必死に生き抜き、私たち家族にたくさんの癒しと愛とパワー、そして笑顔を与えてくれたとても優しいコでした。 そんなラテがいなくなり、家がこんなにも静かで寂しくて、悲しくてつまらない日常になるとは思ってもいませんでした」 悲しみに暮れていた飼い主さん。公園などで散歩をしている元気な犬を見るだけでも、ラテちゃんのことを思い出して涙が込み上げてきたといいます。 そんな日々が2、3カ月と続いたある日のこと。元気のない飼い主さんを見た小学生の息子さんが、クリスマスにこんなお願いをしていたのだとか。 飼い主さん: 「息子が『お母さんの誕生日に犬をお迎えしてあげたい』と、サンタさんにお願いしていたんです。その話を夫にしたところ、夫が『可愛いよ? 』と言いながらポメラニアンの子犬の写真を見せてくれました。 当時の私は、もう犬を飼うことはないだろうと思っていました。でも、夫と話すなかで『子犬に会いに行ってみよう』と、話が進んでいったんです」 その後も、話し合いを重ねた飼い主さん家族。飼い主さんと息子さんの誕生月に、子犬のおもちくんを家族に迎えようと決めたのでした。 飼い主さん: 「ラテと同じで、白ポメラニアンのおもち。『小さくて白くて可愛いこのモフモフにもう一度埋もれたい、抱きしめたい』と、心のどこかでずっと願っていました。 けれど、いざ迎え入れてみると、可愛くて嬉しい気持ちとともに『このコはラテではないんだなぁ』と、寂しさのような気持ちを感じる瞬間も。 でも、やっぱりどこか『懐かしいなぁ』と思ったりして、お迎えしたばかりの頃は複雑な感情でいっぱいだったことを覚えています」