【高校サッカー】堀越DF渡辺冴空、3年間で急成長「マインドが大事」大学経由でプロへ
<全国高校サッカー選手権:前橋育英1-0堀越>◇準々決勝◇4日◇フクアリ 前回大会4強の堀越(東京A)が前橋育英(群馬)の前に力尽きた。 【写真】前橋育英・白井(左)のドリブル突破を阻む堀越DF渡辺 3試合連続フル出場を果たしたDF渡辺冴空(3年)は、2年連続の国立を逃し、悔しさをにじませた。 前回大会から出場機会を得て、経験値は豊富だった。しかし相手の大会屈指のストライカーFWオノノジュ慶吏(3年)に一瞬の隙を突かれた。「前半を0-0に抑えられたので、後半チャンスがあるんじゃないかと思ったら、やられてしまった」と肩を落とした。 同年代最高峰・高円宮杯U-18プレミアリーグで戦う相手に屈した。持ち味のパスワークが封じられた。「しっかり押し込んで、たくさん波状攻撃ができていれば」と悔やんだ。 中学のFC府中U-15時代は、関東大会止まり。決して全国区の選手ではなかった。しかし3年間で自信をつけ、プロを目指すと公言するレベルまで急成長した。「高校生活で思ったのは、マインドが大事だなと。結局、気持ちがないといいプレーできないし、逆に気持ちあればいいプレーできる」。1年時からトップチームでプレーを重ねるなかでつかんだ自信を胸に、全国大会で躍動した。 大学でもサッカーを続ける。さらなる進化を遂げ、4年後にプロを目指す。「堀越は本当に楽しかったです。選んで良かった」。かけがえのない3年間を生かし、飛躍する。【佐藤成】