元AKB・高城亜樹。2人の息子とサッカー選手の夫・高橋祐治と4人でぎゅうぎゅうになっておふろに入ることも
子どもが怒っていたら、理由を言葉にしてもらう
――夫婦で息子さんたちをどんなふうに育てたい、と話すことはありますか? 高城 自分を大事にできる人になってほしいね、とは話しています。私と夫が人前に出る職業だからこそ、周囲のことを気にしすぎないで、自分自身の人生を楽しんでほしいな、と思っています。 ――そのために声かけなどで工夫していることはありますか? 高城 「生まれてきてくれてありがとう」と言葉にして伝えたり、「私たちにとってあなたたちはすごく大切な存在だよ」と伝わるように愛情表現をしっかりすること。あとは、子どもの意見を「どうしたらいいと思う?」「どうしたい?」と聞くようにしています。 2歳の二男はまだ自分の意思を言葉にできないけれど、4歳の長男は「どういう気持ちだよ」「こう思ってるよ」と言えるようになってきました。親として、子どもが自分の素直な気持ちを伝えられる環境を整えてあげたいな、ということは常に意識しています。 ――たとえば、どんなふうに聞いてあげていますか? 高城 たとえば長男がすごく泣き叫んで怒っているとき、なにが嫌だったのかを「どうしたの、話してみて」と聞くようにしています。ゆっくり言い分を聞いてみると、子どもにも怒る理由があるんですよね。長男にとってはなにか引っかかることがあって怒っていたんだ、とわかったら「そうだったんだね、だから怒ってたんだ。わかったよ」と受け止めます。 子どもって、小さいながらも自分の考えがあるから怒ったり悲しい気分になると思うんです。だからその自分の気持ちを相手に伝えられるように、少しずつ聞いてあげたいな、と。 とはいえ、できてるかどうかはわからないですけど…。 ――忙しい中で、つい子どもをせかしてしまうことはありますか? 高城 やっぱり日々忙しいと、親の都合を押しつけたくもなりますよね。自分で靴下をはこうとするけどなかなかはけないときなんか、「早くしてよ~」って。 でも子どもにとっては、一生懸命靴下をはく挑戦をしている瞬間なのに、大人が「早くして」と言ったり、やってあげたりしてしまったら、その頑張りが評価されなくて残念な気持ちになるんじゃないかと思うんです。「早く!」と言われると、頑張ることがだめだったのかな、って思っちゃうかなって。急かしたくても、子どもが今どんな気持ちかな、と考えるようにしています。 ――子育ての悩みをママ仲間に相談することもありますか? 高城 長男出産のときには、夫のチームメイトの奥さんたち・先輩ママにアスリート妻としてアドバイスをもらっていました。アスリート妻は夫の所属チームが変わると住む場所も変わるので、実家から離れた地域や、住んだことのない地域に引っ越すことが多いんです。そういうなかで、里帰り出産をどうするか、などを相談していました。でも今となっては、私がだんだんチームの中で先輩ママの立場になってきて、いろいろ聞かれることも多いです。 ――高橋選手の姉で女優の高橋ユウさんも『たまごクラブ』に出ていただきました。育児トークすることは? 高城 ユウさんの子ども2人と、私たちの子ども2人は、どっちも同い年なんです。だから家族で会うときにはいろんな情報交換をしています。今は私たちは静岡県に住んで離れているから、いとこ同士がなかなか会えなくて寂しいです。