大切なギアやウエアを湿気から保護し、加水分解などの劣化を和らげる保管用バッグの「ドライストレージバッグ」

モンベルの隠れたヒット商品は数多く、今回紹介するドライストレージバッグもその一つです。登山靴やレインウエア、テントのフライシートなど、加水分解のリスクがあるギアを性能劣化から守るためのバッグです。 【写真】加水分解を防ぐドライストレージバッグの機能を見る（全5枚）

スニーカーのベタつき、合成皮革製品のひび割れを解決

加水分解とは水分や空気中の湿気によって発生する分解反応のことで、ポリウレタンやウレタンゴム、ポリ塩化ビニールなどが劣化することで起こる現象です。スニーカーがベタベタしたり、合成皮革製品のバッグがひび割れしたりするのが代表的な“あるある”ですよね。こうした加水分解などの劣化を和らげるために作られたのがドライストレージバッグです。 同社のドライストレージバッグでは水蒸気透過度の極めて低いフィルムとジッパーを使っています。特殊なフィルム構成で高いバリア性能を発揮してくれます。普通の収納袋の水蒸気透過度が5gから10gなのに対して、ドライストレージバッグは0.08gと高性能です。

湿気をシャットアウトするガチ密閉の二重ファスナー仕様

高い密閉性のあるジッパーは二重構造で、ジッパーをはめこんだ後にオス部とメス部を強固に密着し、内部の独立したシール部が高い密封性を保つようになっています。だから一般的なジッパーに比べて水蒸気透過度は3分の1以下になっています。さらに一般的なシリカゲルの7倍の吸湿性がある専用乾燥剤付きで、収納するギアの劣化を和らげてくれる仕組みになっています。 一見地味なギアですが、アウトドア好きの他、スニーカーマニアやカメラ好きにも、大切にコレクションしているスニーカーの保管や、カメラのボディやレンズを湿気から保護してくれるバッグとして愛用されています。大切な道具を長期保管するための湿気対策に高機能なドライストレージバッグはガチでオススメです。