【JBCスプリント】連覇狙うイグナイター&佐賀で重賞Vアラジンバローズ 2頭出しの新子雅勢を直撃!
[JpnI・JBCスプリント=2024年11月4日(月曜)3歳上、佐賀競馬場・ダート1400メートル] JBCスプリント連覇を狙うイグナイター(牡6・新子雅)がスタンバイ完了。佐賀は初めてでも地方の小回りコースは慣れたもの。そもそもこれほどの馬が環境の変化に動じるはずもない。今年は僚馬アラジンバローズ(セン7)も参戦しており、こちらは短距離路線への変更が大正解だった。佐賀コースで結果を出している強みもある。大一番に臨むそれぞれの担当厩務員を直撃した。
【イグナイター・武田厩務員】
――悲願のJBCスプリント制覇から一年。昨年と比べて変わった面はありますか 武田厩務員 夏に一旦放牧に出した昨年と違って今年は在厩での調整。それが良かったかどうかは何とも言えません。ただ、海外遠征とかで蓄積した疲労は取れたと思います。 ――前走(東京盃6着)を振り返って 武田 状態は悪くなかったと思います。ただ、ズブくなってる印象を受けました。こればかりは年齢的なものなので仕方ないでしょう。結果には悲観していません。 ――ここへ向けての調整過程は 武田 前走後は疲れを取っていつも通りの調整。特別なことはしていません。大幅な上積みはありませんが、体調は安定しています。可能な限り最高の状態で送り出すのが僕の仕事。最終追い切りも動いたし、いい感じに絞れるのでは。さきたま杯(2着)の時くらいはあると思うので、あとはうまく展開に乗って行けるかどうかでしょう。 ――連覇への意気込みを 武田 GⅠに出走するだけでも大変なこと。連覇に挑戦できる機会なんてそうはありませんから、ありがたいことです。結果は後からついてくると信じて現状やれることはやりました。あとは鞍上に任せます。
【アラジンバローズ・小畑厩務員】
――2走前のサマーチャンピオン(1着)を振り返ってください 小畑厩務員 台風の影響でレースが延期になったんですが、馬運車で山口県まで行ってたのを引き返すことに。少し疲れが見えましたけど、2度の輸送に耐えて頑張ってくれました。ハンデ差はありましたが、あのメンバーで勝てるとは思っていなかったので感激しましたね。 ――前走の南部盃(5着)はいかがでしたか 小畑 調子も良かったですけど期待以上でした。バテずに追い上げてJpnIで掲示板に載ったのだから褒めてやりたいです。自信になったし、もっとやれる気がしてきました。 ――短距離路線に変更したきっかけは 小畑 最初は長いところを使っていましたが、馬が行きたがって乗りづらいとのことでした。先生とも話し合って短いところのほうがいいんじゃないかということで。結果的に折り合いの不安が解消されて、いいほうに向かった気がします。 ――実績のある佐賀コースでJpnIに挑みます 小畑 今のところ順調ですが、このローテーションですから疲れを残さないよう気を使っています。馬も鞍上も佐賀は相性がいいですからね。強力メンバーですが善戦以上を期待しています。
東スポ競馬編集部