PCR拡充が必要 専門家会議が会見(全文3)特定警戒都道府県入れ替えあり得る
軽症者もきちんと検査をやったほうがよい
それから重症者に関しては、肺炎の疑いがあると、臨床現場でいろんなやり方があると思うんですけれども、先にPCRをやるよりはレントゲンを撮り、レントゲンを撮って、あるいはレントゲンを撮らずにCTに入ることがあるので、そうするとPCRの前に陽性が出て、そのあとでこれがCOVIDなのか、あるいはほかの病原体なのかが分かってくるというような検査の方法だと思うんですね。 それなので、重症の方については見落としが少ないだろうという考え方がありますけれども、われわれも一貫して言っているように、軽い人がじゃあ、最初の段階は重症者をとにかく見落とさないようにということですけれども、感染者の広がりであるとか、あるいは比較的軽症のように見ても非常に早い経過が起きるというようなことも分かっている段階であるならば、軽症の人でもきちんと検査をやったほうがいいというふうに思ってます。 そのために検査の拡充をわれわれは求めているわけですけども、ただ、継ぎ足して言えば、それで症状もまったくない人も心配だっていうふうにして検査をやると膨大な数になりますから、膨大な数の陰性者を全部検査するために陽性者が落ちてはいけないので、やっぱり私の考えとしては、少なくとも症状が出てる人は早めに検査をするように、そういうふうにしたほうがいいと思います。それからCT。 脇田:私のほうで? 岡部:CTは。 脇田:数字が。 岡部:僕が言ったことじゃないんですけども、CTの普及率というのは非常に日本では高いと。ただ、どのぐらいの普及率があるかということは。 脇田:こっち、ちょっとデータが。 岡部:あります? あるんだ、失礼。 脇田:厚生労働省のホームページによりますと、OECDの平均が人口100万人当たり24.6台。アメリカは43.5台。それに対して日本は101.3ですかね、ごめんなさい、ちょっとあれですけど。ということで数字は厚生労働省のほうで確認はできて、やはり日本の普及率はかなり高いということでございます。 時事通信:では会場内、よろしいでしょうか。 脇田:後ろに、1人いますか。