PCR拡充が必要 専門家会議が会見(全文3)特定警戒都道府県入れ替えあり得る
区分の仕方について整理したのか
共同通信:共同通信の【イワムラ 00:51:56】と申します。過去の提言で、3つの区分に分けたことはあったと思うんですけども、前回の提言でそれと2つの段階を整理してまた示すというお話をされていたと思うんですが、今回の提言の中ではそこの整理は何かされたんでしょうか。 脇田:それは感染拡大警戒地域、そして感染確認地域、そして感染が認められた地域、その3つですね。今現在では尾身先生が言われているように、特定都道府県と、それから特定警戒と。そういった区分になっていますので、それに合わせて分析も行って提言をしていくということになります。 共同通信:あとPCRの死亡者の見逃しがほとんどないという関連なんですけれども、確か以前例年に比べて肺炎の患者さんが急増、亡くなる方が急増しているわけでもないというお話があったと思うんですけれども、その辺りあらためて、もしデータ等が、数字があれば教えていただけないでしょうか。 釜萢:肺炎については、わが国は肺炎のサーベイランスをしっかりしていて、そして今、手元にデータは持ってきておりませんけれども、特に肺炎の数が非常に増えて、そして原因不明の死亡者が増えているということは、医療現場から聞こえてはきていません。 先ほど尾身先生からのお話もありましたように、わが国においては肺炎の治療はかなり、まず肺炎の診断率は高いですし、そしてしっかりそれに対して対応されているという状況でありますので、報道されているような大変不幸な事例も、今、散見されますので、それに対してはできるだけの手を打たなければならないと思っておりますが、その数がすごく増えてくるという認識は持っておりません。 時事通信:会場内での質問は、今手をあげている方で最後でお願いします。
軽症者を見落としていたのか
テレビ朝日:テレビ朝日の岩本と申します。PCR検査について伺いたいんですけれども、これまでは肺炎を取っ掛かりに検査をしていたので重症者を見落とさずに済んだとおっしゃってましたけれども、一方でこれは肺炎の症状がないと検査をしていなかったということで、軽症者を見落としていたという見方もできるんでしょうか。 それから、人口当たりのスキャン数が他国に比べて多いということでしたけど、これ何かデータがあれば示していただきたいです。お願いします。 岡部:最初の質問はなんでしたっけ。すいません、肺炎の検査を。 テレビ朝日:肺炎を取っ掛かりに、サーベイランスで重症者を見落とさずに済んだというお話で、これは一方で軽症者を、肺炎の症状が出ていない軽症者に検査をせずに見落としていたという分析もできるんでしょうか。 岡部:最初の段階では、うんと軽くて治っちゃった人っていうのは検査に入らずにそのまま通常の生活をしていた可能性はあると思うんですね。それからだんだん症例定義も変わってきてるので、一定の症状があった場合には、肺炎を起こさなくても検査をしている人がいて、その中でも陽性者が出てくると入院になってたということがあります。