川遊び中か 相次ぐ水の事故 「川に飛び込まない。歩いて渡らない。水遊びはひざ下で」水難学会に聞く
小林康秀 キャスター 男子中学生(14)が心肺停止の状態で病院に運ばれています。つい先日も海での水の事故(広島・坂町)がありましたが、今度は川での水の事故ということで情報が入ってきました。 【写真を見る】川遊び中か 相次ぐ水の事故 「川に飛び込まない。歩いて渡らない。水遊びはひざ下で」水難学会に聞く 場所は広島市安佐北区になります。JR芸備線がありまして、太田川と三篠川が合流して、もう少し三篠川を上流に進んでいったあたりです。非常に川が蛇行している場所です。西日本豪雨のときにはこのあたりは水かさが増して災害があったような場所だったんですけれども、災害がないときは中州のような場所ができていたり、流れの緩やかな場所もあったりする。河川敷に出て涼むような方も中にはもちろんいらっしゃったかもしれないところです。 青山高治 キャスター これを見るとよりわかりますね、中州ができているのが。駅からも近いですね。 小林康秀 キャスター 砂が集まっている砂州のような状態になっている場所なんですけれども、蛇行しているこのあたりで事故があったということなんです。現場では 末川徹 記者が取材にあたっています。 末川徹 記者(事故現場) 広島市安佐北区に来ています。現在、雨は降っていないんですが、上空を見上げてみますと、灰色の雲が広がっています。きょうは大気の状態が不安定ですので、このあとも天気の急変には注意が必要です。 わたしの隣には三篠川が流れているんですが、ちょうど200メートルぐらい下流が事故があった現場ということになります。今、パトカーが1台停まっているあたりだと思われます。ただ、わたしが立っている場所には規制線が張られていまして、これ以上、近づくことはできません。 わたしたちがこの現場に到着したのが午後3時過ぎだったんですが、広島市消防局の車両であったり、それからウエットスーツにシュノーケルを付けた隊員たちが、このあたりを行き交っていました。 あらためて三篠川の状態を確認していきたいと思うんですが、きょうは雨が降っていませんので、川の流れはかなり穏やかなように見えます。さきほど、小学6年生、夏休みに入って川遊びに来たという男の子に取材することができました。よく子どもたちは、ここから川の方に降りて岩などをひっくり返して魚を捕ったりして遊んだりしているということなんです。 だいたい、子どものひざ上まで水深があるそうなんですが、ただ、川の中央はかなり深いですので、そこにはいつも近づかないようにしているということでした。今回の事故を受けて、あらためて川で遊ぶときは安全を確保しなければならないということを言っていました。 今週の日曜日には坂町で海の事故もありましたし、きょうはこういった事故もありました。あらためて、この水の事故、気をつけなければいけません。