トヨタとパナ、街づくり事業で協業(全文1)デベロップメントとテクノロジーの融合
新会社のスタートは来年1月を予定
住宅におきましては、トヨタ、ミサワ、パナソニックの個性を尊重し、いっそう光らせながらもバリューチェーンの川上側では調達、製造など、あるいは川下側でもCSや施工、あるいは設計や営業支援業務などのバックヤードの共通化によって、戦闘力の強化と生産性の向上を両立させ、業界トップの競争力を実現してまいりたいと思います。 建設におきましては、メーカーとして長年、物づくりを支えてきたデジタライズやロボティクスの応用、あるいは改善手法、プロセスを取り入れることで、これまでの建設現場では実現し得なかった、さらなる効率化、省力化、自動化が可能になると考えてございます。 加えて、松村組の持つ躯体、スケルトンの高い建設技術に加え、その空間を構成する設備や商品、さらには建設エンジニアリングが持つインフィルの施工力を地続きで保有することで、より高い空間価値の提供に磨きを掛けてまいります。 最後、街づくりにつきましては、これまで住宅立地に不向きと思われてた地域も、自動運転を中心とした新たなモビリティ社会へと変化することが確実な中で、利便性と快適性を両立させた先進的な街へと生まれ変わることが可能であります。 さらには、単にリアルな建物や都市環境のみならず、そこでの暮らしを支えるさまざまなサービス、マネジメントを展開することで、日々進化し続け、永続的な満足を提供していける街づくりができるものと考えております。これらの成功事例は、ゆくゆくは海外へも展開できるものと考えております。 新会社のスタートは来年1月を予定しております。これは本来、会社が立ち上がってから行うべきPMIプロセスを事前に周到に準備する期間があるという理解でございます。そのことも踏まえ、私を委員長としました新会社設立準備委員会を早々に立ち上げ、今回、申し上げました内容をより精緻に具体化をして、新会社のスタート後、一気に行動に移していけるよういたしたく思ってございます。 以上で私の説明を終わります。ご清聴ありがとうございました。 司会:ご清聴ありがとうございました。それでは質疑に移ります。準備をいたしますので、しばらくお待ちください。このあとの質疑につきまして、ご質問のある方は、挙手をいただきましたら係の者がマイクを持ってまいります。マイクを受け取られましたら、ご媒体名とお名前を頂戴したあと、ご質問をお願いいたします。 多くの皆さまかご質問を頂戴したいと思いますので、恐縮ではございますが、ご質問はお1人さま2問以内でのご協力をお願いいたします。また、ご質問内容は本件に関する内容のみでお願いいたします。それでは準備が整いましたので、質疑に移らさせていただきます。ご質問のある方は、挙手をお願いいたします。まずはCブロックの前から3番目、左から1人目の男性の方。